【超能力先輩とコンテスト】
ちよ→3年生
時雨→2年生
柚希、蜜柑、半→1年生
10月後半から11月中旬ぐらいの話です。
大学も高校も文化祭とかをやり始める時期です。
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柚「ちよ先輩、なんか機嫌悪くない?」
蜜「ちょっとイライラしてる感じがするのだ」
半「どうせ、暖冷先輩とかが変なこと言ったんじゃないですか?」
時「いやいや、俺のせいにするなよ。部室に来た時点で不機嫌だったろ」
柚「聞きたくても聞けないんだけど」
半「先輩、何とかしてくださいよ」
時「こんなときばっかり先輩を頼るなよ……」
時「あ、あの、小桜先輩?」
ち「なに」
時「今日、なんかあったんすか?」
ち「別に」
蜜「暖冷先輩、全然ダメなのだ」
時「しょうがないだろ。最初に声かけた時点で睨まれたんだぞ!?」
柚「反応的に私たちに怒ってるって感じじゃなかったわよね」
半「ということは、彼氏さん絡みですかね?」
時「万先輩、今度は何をやらかしてくれたんだ……」
柚「しかたないわね。ちょっと私が聞いてみるわ……」
蜜「だ、大丈夫なのだ!?」
柚「……ちよ先輩、今日、なんか嫌なことありました?」
ち「なんで?」
半「いきなりブッこんだ!!」
蜜「ちよ先輩、さっきよりも険しい顔してるのだ」
時「俺でもそれは良くないって分かるぞ!?」
柚「ちょっとお話ししたいなぁなんて思って……」
ち「……彼氏が、大学生なんだけどさ。大学のミスコンに出るらしいんだよね」
半「ちよ先輩の彼氏さんって男性ですよね?」
蜜「ミス&ミスターってことだと思うのだ」
時「まぁ、ロリコンじゃなければ、それなりにイケメンか」
ち「それ自体は良いことだし嬉しいんだけど、やっぱりちょっと不安って言うか。それを言ったら、先輩と喧嘩になっちゃって……」
時「あの人、ミスコンとか興味あるんですね。出たくないって言うと思ったんすけど」
半「先輩たちの話を聞く限り、そんな目立ちたがりってわけでもないですよね」
柚「遠回しに愛さんの悪口言ってる?」
蜜「あの人は、ちゃんとナルシストでちゃんと目立ちたがりなのだ」
時「確認だけど、尊敬してて憧れてるんだよね!?」
ち「私がミスコンに参加してみたらいいと思いますよって言ったのに、いざ出場するってなったら、やっぱり辞退してくださいってわがまま言ったから……」
時「それは先輩がわる……」モゴモゴフガフガ
柚「先輩の彼氏、イケメンですもんね。変な虫とかつきそうで怖いですもんね」
ち「なに、狙ってんの?」
蜜「声が低いのだ。普通に怖いのだ……」
柚「狙ってるとかじゃないですよ。ほら、私と蜜柑は、愛さんLOVEですから」
半「ちよ先輩って、定期的にメンヘラになりますよね」
時「もともとはそんな人じゃなかったんだけどなぁ」
柚「受験のプレッシャーと、今までずっと一緒だった彼氏がそばに居ないことで情緒不安定になってるんでしょ」
時「……勘違いしやすいけど、お前女装男子だよね」
柚「そうだけど?」
時「なんで、そんなに女心詳しいの? 女装すると、そうなるの?」
柚「先輩、それ時代遅れの発言よ」
蜜「柚希ちゃんは、ずっとこういう感じなのだ」
半「なんにせよ、ちよ先輩が落ち着いてくれてよかったですね」
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