【超能力先輩とダンス】
万、椛→3年生
ちよ→2年生
霊音→1年生
特に時期とかはありません。
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万「なんで学校の授業にダンスなんてあるんだろう……」
霊「ああ、創作ダンスの授業って3年生からでしたよね」
ち「ダンスの授業、中学生の時にもやったなー」
万「普通に考えて高校生にもなってダンスを踊るって恥ずかしいでしょ」
椛「完全に同意。しかも、この授業に限っては男女合同だぜ?」
ち「ああ、そっか。普段は男女別で体育の授業受けてますもんね」
霊「先輩たちは踊ったりするの苦手ですか?」
椛「踊りが得意な奴がいるなら連れて来いよ……」
万「なんで見知らぬアイドルソングで踊らなきゃいけないのさ」
ち「それ、葵先輩に言ったら面倒なことになりますよ」
椛「……そうなんだよな。アイツは妙に乗り気なんだよ」
万「自分が好きなグループの踊りだからでしょ」
万「アイツが乗り気な理由がもう1つある」
霊「……葵先輩が喜びそうなことっていうと、めーちゃん先輩絡みですか?」
ち「鏡柳先輩がどうかしたんですか?」
椛「シンプルに愛が踊ってるところが見れるから喜んでるだけだ」
ち「思ったより単純な理由ですね」
万「それが驚くほどに効果的なんだよね~」
霊「遠回しに葵先輩が単純な性格だって言ってません?」
椛「そんなことは一言も……」
万「言ってないよね~?」
ち「正直に、どう思ってるんですか?」
椛「妙に張り切っててうざったい」
万「運悪く同じグループになったから先生を恨んでる」
霊「おもったよりボロクソに言いますね!?」
万「アイツ、好きなグループの踊りだから、妙に厳しんだよ」
椛「俺が部室でゲームやってるときの10倍は怒ってるぞ」
ち「なんで生徒会長が校則違反を取り締まるときよりもテンション高めなんですか」
万「俺と椛と愛がいっしょで、富士見ともう1人クラスメイトが居るんだけどさ。その娘、富士見と仲がいいくらいだし、まぁまぁドルオタなんだよね」
椛「ドルオタ2人とナルシストのせいで俺たちの肩身が狭くてしょうがない」
万「他のグループはもっと和気あいあいとやってるんだけどさ」
椛「俺のオタク友達なんかは、サボりがちなバックダンサーみたいになってるぜ。へらへらやってる向こうが羨ましいよ……」
ち「先輩達、踊るの嫌いなんですか?」
万「好きじゃないかな」
椛「嫌いに決まってるだろ」
霊「なんでですか、踊るの楽しいじゃないですか~」
万「幽霊に踊りの楽しさを説得されてもな……」
椛「お前はステップとかやらないからだろ」
霊「幽霊じゃないんですけど!?」
ち「……先輩たちが踊ってるの面白そうですね。あとで葵先輩に頼んで動画とか見せてもらおうかな」
椛「振りを見直すためとか言って本当に撮ってるからな……。できれば見るな」
万「酷いありさまだからやめておいた方がいいと思う」
ち「自分たちの踊りをそこまで言いますか!?」
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