【超能力先輩と観覧車】
万、愛→3年生
ちよ→2年生
幽→1年生
特に時期とかはありません。
一応、連休前の話です。
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ち「観覧車が無い遊園地って存在するんですかね」
万「……えーと、どういう意味?」
ち「そのままの意味ですよ。たいてい、どこの遊園地でも観覧車ってあるじゃないですか」
幽「むしろ、イチオシにしてる遊園地もありますしね」
愛「家族もカップルも乗れるしね」
ち「何なら作者は1人乗ったこともあるわけですし」
万「ちよちゃーん、やめようね~」
※実話です
ち「つまり、どこの遊園地にも観覧車は絶対にあるんじゃないかと思うんですよ」
ち「むしろ観覧車が無い遊園地で、どうやってカップルはキスするんですか!!」
幽「そっちが目的ですか」
愛「そんな風に熱弁されても……」
万「別に観覧車以外でキスしちゃダメって決まってるわけじゃないじゃん」
ち「じゃあ先輩は、遊園地歩いてるときにチューするんですか?」
万「……それは、しないけど」
ち「観覧車の中って言う、外だけど2人きりの空間って言うのがいいんですよ!!」
愛「遊園地に来てるけど他の人に邪魔されない感じがいいのね」
幽「別にその辺の木陰とかじゃダメなんですか?」
万「お、おお。なかなかプレイボーイみたいなこと言うね」
幽「なんですか、プレイボーイって。昭和のテレビですか」
ち「先輩、今はそういう話じゃないので、落ち込まないでください」
愛「思い出したけど、U〇Jって観覧車ないよね」
ち「……あれは、近くに天保山大観覧車があるじゃないですか」
万「U〇Jの中じゃないじゃん!!」
幽「それカウントに含めるのズルじゃないですか?」
万「たしか、車で15分ぐらいかかったよね」
愛「なんでそんなすぐに出てくるの。まず、天保山大観覧車を初めて知ったよ」
幽「……妙にU〇Jに詳しいですね」
ち「実は、次の4連休でU〇Jに遊びに行くんですよ~」
愛「だから急に観覧車の話とか始めたのね」
幽「デートですか?」
万「うん、まぁ、そんなところ」
幽「……もしかして、U〇Jでキスしたかったから、観覧車が無いって話をしてるんですか?」
ち「……いや、そうなんだけど、そんなストレートに言う!?」
愛「幽見君って、意外とその辺デリカシーないよね」
万「さすがサイコパスだね」
幽「え、ちょっと待ってくださいよ。今日そういう流れなんですか!?」
幽「USJから天保山大観覧車の距離がパッと出てくる方が変じゃないですか!?」
愛「先輩のキス事情にツッコミ入れる方が変だよ」
万「俺たち椿先輩にそんな話できないよ……」
幽「いや、僕も椿さんにはしませんよ!? でも小桜先輩なら……」
ち「なんで私ならOKだと思うの!?」
幽「小桜先輩はその辺ツッコまれるの好きじゃないですか。コイバナ的な……」
愛「コイバナとして認識してるのエグいな」
万「その辺の認知のズレが幽見君をサイコパスたらしめる要因なんだろうね」
幽「……冷静に分析してサイコパス認定するのやめてもらえません?」
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