【超能力先輩と雨宿り】

万、愛、葵→3年生

ちよ→2年生


9月半ばぐらいの話です。

ちょっとやましいかもしれない話?

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ち「先輩、雨酷いですね~」

万「そうだね。今日は1日中降るらしいからね」


万「あ、帰り大丈夫? 瞬間移動で送っていこうか?」

ち「相変わらず過保護ですね。でもせっかくなんでお願いします」




ちよの家前にて……


ち「送ってくれてありがとうございます。あ、先輩、そこに立ってると濡れちゃいますよ?」

万「肩が少し濡れたぐらいだから大丈夫だよ」

ち「それでも風邪ひいちゃいますって。せっかくなんで、家上がってくださいよ」

万「え、いや、それは遠慮しておこうかな……」


ち「心配しなくても、親は居ないですから」

ち「お父さんは仕事で出張中だし、お母さんもおじいちゃんの家に行ってますから」

万「あ、そうなの?」


ち「いっそのこと泊って行ってもいいんですよ?」

万「え、ああ、いやー」


ゴロゴロゴロゴロ……


ち「……むしろ泊ってください。一緒に居てほしいです」

万「ああ、ちよって雷苦手なんだよね。うーん、わかったよ」


ち「先輩、シてもいいですよ?」

万「え!?」



次の日……


愛「おっはよー」

万「あれ、サボリだと思ったのに来るんだ」

ち「あ、葵先輩も一緒なんですね」


愛「葵の話を聞いてて遅くなっただけだよ~」

葵「ちょっと依頼があってきたんだけど、岸は居ないの?」

万「アイツは確実にサボり」


愛「またお説教かな~」

愛「あれ?」


ち「どうしたんですか、鏡柳先輩?」


愛「万、シャンプー変えたと思ったら、小桜ちゃんと一緒のやつ使ってる?」

万「うぇ!? な、なんで?」

葵「急に動揺し始めたわね。何かやましいことでもあるの?」


愛「シャツの柔軟剤も、小桜ちゃんと同じ匂いがする……」

ち「鼻が利く探偵みたいなこと言い出しましたね」


ち「昨日は雨で、先輩に送ってもらったんですよ。その時にお風呂に入ってもらったので、素の匂いじゃないんですか? シャツも濡れてたから洗濯しましたし」


葵「そういえば、ちよと万、朝一緒に登校してなかったか?」

ち「それは、たまたま会っただけですよ」

愛「万、最近は雨が多いから瞬間移動使ってるよね? 今日も雨なのに歩きなの?」


ち「……たまたまは嘘で、私が一緒に行きたいって言ったからです」


葵「……小菊、こっち見なさい。私の目を見なさい」

葵「正直に答えなさいよ? ちよの家に泊まったわね?」

万「……………………泊まりました」

ち「なんで知らんぷりしないんですか!?」


万「いやでも隠す方がやましいじゃん。本当に泊って行っただけで何もしてないし」

ち「それはそうですけど!!」


愛「2人が何もしてないって言うなら、それを信じるよ」

葵「本当に何もしてないんでしょ? だったら、別に咎めないわよ」


万「そうなの? 不純異性交遊とか言い出さない?」

葵「何の権限があって、そんなこと言うのよ」

愛「葵はもう生徒会長じゃないからね~」


万&ちよ「「ビビッて損した~」

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本当にしてないかどうかは、皆さんの想像にお任せします。

まぁ、最後まではしてないとしても、どこまではシてるんでしょうね

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