【超能力先輩とレンジ】
万、愛→3年生
ちよ→2年生
時雨→1年生
特に時期とかはありません。
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ち「そういえば、私の家、レンジ買い替えたんですよ」
万「へぇ、そうなんだ」
時「なんすか、その世界一どうでもいい報告は」
ち「思ったんですけど、最近のレンジってチンッて音鳴らないんですね」
愛「そういわれてみると、うちのレンジも違う気がする」
時「逆になんて鳴るんですか?」
ち「特に何も? ジーって鳴ってた音が途切れるだけ」
愛「うちのは最新のやつだから『温めが終了しました』って喋るよ」
万「その機能、必要かな!?」
時「音が途切れるだけって分かりにくくないんすか?」
ち「あー、なんかブンッって途切れたような音が鳴るから大丈夫かな」
万「ブレーカー落ちたときみたいな音だね!?」
愛「それ本当はチンッってなるタイプだけど初期不良でそうなってるだけじゃない!?」
ち「いえ、取扱説明書にちゃんと書いてあったので、大丈夫だと思います」
時「温め終わったらブレーカーが落ちたみたいな音が鳴りますって書いてあるんすか?」
ち「いやそんなわけなくない!? 普通にイラストの擬音がブンッだったの」
万「レンジと言えばチンのイメージが強いからね」
愛「ご飯チンして食べてねじゃなくて、ご飯ブンッして食べてねって言うのかな?」
時「なんかぶん投げてるみたいですね。ブンだけに」
ち「人の家のレンジでしょうもないこと言うのやめてくれる!?」
愛「万としぐれんの家のレンジは? 普通にチンなの?」
万「うちのはチンだったと思うな。古いから、音が変になってるけど」
時「俺もたぶんチンだと思うんですけど、正直どんなか覚えてないですね」
ち「考えてみたら、レンジ使う時ってそんな気にしてないもんね」
時「2人の家みたいに、チンじゃないと逆に気になるとは思いますけど」
万「温め終わったときに喋ってくれるのは分かりやすいよね」
愛「分かりやすいけど、聞こえにくいよ」
万「なんで? 喋ってるならわかるでしょ?」
愛「キッチンに居るならいいけど、自分の部屋に戻ってたら声が小さすぎて聞こえないよ」
時「そもそも、レンジ使ってるならキッチンに居るんじゃないっすか?」
ち「勝手に部屋戻ってるのが悪くないですか!?」
愛「いやまって、キッチンの端に居たら分かんないと思う」
万「だから、なんでレンジから離れるんだよ。そんな長い時間温めてるわけじゃないだからすぐ近くで待ってろよ」
ち「レトルト食品温めても5分とかですよね!?」
時「普通にご飯温めるなら1分もいらないですし」
愛「なにさなにさ。そんなにレンジの前に居たかったらいればいいじゃん!!」
愛「第一、レンジのチンッて音はレンジから離れても聞こえるようにあるんでしょ!!」
時「まさかの逆切れっすか」
万「チンの音も、別な部屋に言ったり、キッチンの端に居たら聞こえないと思うよ」
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