【超能力先輩とハイヒール】

万、椛→3年生

ちよ、楓→2年生

幽見→1年生


特に時期とかはありません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

椛「なぁ、万」

万「何?」


椛「お前って彼女がデートの時にハイヒール履いてくるの許せる派?」

万「……許す許さないで派閥があったことを初めて知ったよ」

万「ちよがデートの時にハイヒール履いてくるの? まぁ、好きにしたらって感じだけど」


幽「いざとなったら万先輩は超能力で支えればいい話ですもんね」

ち「先輩、いつもそんなことを思いながらデートしてたんですか?」


幽「ちなみに椛先輩はどうなんですか? 許せない派なんですか?」

椛「ハイヒールを大切にしてるならどうでもいい」

万「聞いたお前がそのスタンスなら、この話はおわりでいい?」


楓「私は断然許せない派ですね」

幽「友田先輩が許さないってどういうことですか? 椛先輩、ヒール履くんですか?」

椛「気持ち悪いこと言うな!! 履くわけないだろ!!」


万「友田さんが許せないって言うのはどういう意味なの?

楓「私はデートの時にヒール履く女が好きじゃないって話です」

ち「ああ、ヒール履くと食べ歩きとかに向いてないからね」


幽「でも小桜先輩はヒール履くんですよね?」

ち「そりゃ低身長にとってみれば、ヒールは命だからね」

楓「でも私と出かけるときは履かなくない?」


ち「楓がヒール履く人好きじゃないこと知ってるし」

万「俺の時は普通に履いてくるよね?」

ち「少しでも身長かさまししないと兄妹に間違われることがあるので」

椛「……万、あんまり幼女扱いしてやるなよ?」


楓「あまりにも不憫すぎて、椛先輩が同情してる!?」

ち「そこまで可哀そうって思われてます!?」


万「幽見君はヒールどっち派?」

幽「僕の場合は、相手が相手なのでどっちでもいいですね」


楓「椛先輩、ぶっちゃけ、私がヒール履いてる所見たいですか?」

椛「……見ててヒヤヒヤしそうだな」

ち「そういえば、楓がヒール嫌いな理由って自分が履けないからだよね」


万「まさかヒールが脱げて忘れるなんてドジはしないよね!?」

幽「友田先輩の忘れ物が酷いのは知ってますけど、そこまでなんですか!?」

楓「それは私を低く見積もり過ぎだよ!? そんなことあるわけないじゃん」


ち「いや、制服を忘れてくるような人は説得力ないよ……?」


椛「楓と富士見はヒール履かない方がいいと思うんだよな」

幽「友田先輩だけじゃなくて富士見先輩もですか?」


ち「……ああ、2人ならヒールが途中で折れたりしそうだもんね」

楓「葵先輩はともかく、私はそこまでドジじゃないよ!?」

椛「悪いこと言わないから、お前はヒール向いてないからやめておけ」


万「別に外で履く必要はないんじゃない?」

幽「ど、どういうことですか?」


万「椛のことだからヒールぐらい持ってるでしょ? それ、使って家で履けばいいじゃん」

ち「……持ってるんですか?」

椛「……まぁ、うん」


楓「えーと、見たいなら、履きましょうか?」

椛「……転ぶなよ?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る