【超能力先輩とクズ男】
万、葵→3年生
ちよ、楓→2年生
時雨→1年生
特に時期とかはありません。
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時「先輩たちが付き合ってる人って、大概クズっすよね」
ち「え、どうしたの急に?」
楓「椛先輩と喧嘩でもしたの?」
葵「愛くんは顔だけはいいから」
万「いやあの、本人を目の前にして急に何の話?」
時「クラスの女子が付き合うならクズっぽい人が良いって言ってたんすけど」
万「ああ、女子ってクズ系の男好きだよね」
ち「それはだいぶ偏見じゃないですか?」
楓「どう考えても私怨と嫉妬が入ってるけど!?」
葵「正直、顔がいいならクズでも許せる派だ」
万「富士見はある意味分かりやすいよね。愛と付き合ってるぐらいだし」
時「あの人、ちゃんと性格悪いっすもんね~!!」
ち「でも、私と楓の彼氏はそこまでクズじゃないでしょ? 人を見下したりしないし」
時「ロリコンじゃないっすか。笑えないタイプのロリコンじゃないっすか」
万「2回も言う必要はあった!?」
葵「楓は何も言わないけど、何か思う所あるみたいな顔だね」
楓「葵先輩もよく知ってますよね。椛先輩って、ちゃんとクソ野郎なんですよ?」
時「ちょっと待ってくださいよ。俺はクソ野郎とまでは言ってないっす」
万「人をクズ呼ばわりしてる時点で、大分近いラインだと思うけど……」
葵「でも、アイツはちゃんとクソ野郎だろ」
ち「葵先輩ってちゃんと岸先輩のこと嫌いですよね!?」
万「まぁ、葵からすれば、自分勝手でゲームばっかりやってるクソ野郎だしね」
楓「人の彼氏をクソ野郎呼ばわりやめてもらえます!?」
ち「いや、楓が最初に言いだしたよね!?」
楓「だってあの人、デートが面倒なときはゲームの中で会って済ませようとしてくるし」
ち「手のひらクルクルだね!?」
万「少しも庇おうとする気が見えなかったね」
葵「ちょっとまて、そんなクズとなんで付き合ってるの?」
楓「いや、あれはあれでいい所があるんですよ?」
万「ちゃんとクズ彼氏と付き合う女の言い分じゃん」
ち「具体的に、どういう所がいい所なの?」
楓「……探し物をしてくれる」
葵「ちよも私も手伝ってあげることあるでしょ」
楓「……ゲームしてる」
時「俺もしてますし、俺の方が上手いっすよ?」
万「アクションじゃなければ、ちよもやってたりするしね」
楓「私にやさしい」
ち「私も楓にやさしいと思うけど?」
楓「……私、なんで椛先輩と付き合ってるんだろう」
時「今聞いた感じだと、小桜先輩と付き合った方が幸せじゃないっすかね?」
ち「ああ、ごめんね。私、彼氏いるから」
葵「ロリコンだけどな」
万「余計なこと言うのやめてもらえます!?」
ち「……私、先輩と別れて楓と付き合う方がいい気がしてきた」
楓「奇遇だね。私もそう思う」
時「……キマシっすか? そういう売り方止めた方がいいっすよ」
葵「……私は思ったんだが、茶々入れるだけ入れてかき回してるコイツが1番のクズじゃないか?」
万「なんだか、ドッキリしてるときの愛と同じ匂いがするよね」
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