【超能力先輩とコピペ】

万、椛、葵→3年生

ちよ→2年生


特に時期とかはありません。

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ち「岸先輩、たしかパソコン詳しいですよね?」

椛「珍しく俺に声かけたと思ったら、何の要件だ?」

万「俺は詳しくないから、聞いてあげられないな~」


ち「まぁ、パソコンのことは最初から先輩に期待してないんで」

葵「確かに期待はできないけど、あまりにもストレート過ぎない!?」

椛「結局、何の用なんだよ?」


ち「パソコンってコピペって機能ありますよね」

椛「コピー&ペースト? べつにスマホにもあるけどな」

ち「パソコンって、コピーじゃない奴もありますよね」


万「コピーじゃないやつって何? それがペーストじゃないの?」

葵「ああ、たぶん、カットの話か? 切り取りとか言うこともあるけど」


椛「たしかにそれもよく使うな」

椛「コピペとカットがなんだ? 使いにくいから押しやすい場所に移動したいって話か?」

万「あ、もしかしてパソコンの指が届かないの?」


ち「どんだけ私の手を小さいと思ってるんですか!? 幼女じゃないですから!!」

椛「キー配置を変えたいって話じゃないのか? あんまりお勧めしないけどな」

葵「下手にそういうのをイジると、悪い慣れ方をするからね~」


万「パソコン使うことがあんまりないから分かんないんだけど……」

椛「お前はまともにスマホも使えないしな!!」

ち「もはやおじいちゃんじゃないですか……」


ち「そのキー配置とかはどうでも良くて、コピペが優遇されてるのが許せないんですよ!!」

葵「優遇? 誰に? どのあたりが優遇されてるのかしら……?」

万「おお、分かりやすいぐらいのガチ困惑。でも、俺も同じ気持ち」


ち「コピー&ペーストを略してコピペですよね?」

ち「カット&ペーストを略して、なんですか? ないですよね?」


椛「カットだけで使うこともあるし、いちいち略称を作らなきゃいけない決まりでもないだろ」

ち「無理やり略そうとするとカッペとかになるんですよ!? どこの田舎者ですか!!」

万「それは無理やり略したのが悪いんじゃない……? ほら、カトペとかは?」


葵「なーんか、聞いたことあるギャグに似てるような……」

椛「それも、随分と古いギャグだな」

ち「先輩、やっぱりおじいちゃんじゃないですか」


万「ちょっとまって、おじいちゃん認定されるのは嫌だ!! 俺だって若いところあるから!!」

葵「パソコンに詳しくなくて、センスが古いギャグを使って、趣味はミステリー小説を読むこと」

椛「お前の特徴、聞けば聞くほどおじいちゃんじゃねぇか!!」


ち「でもロリコンですよ?」

葵「おお、急におじいちゃん感がなくなった」

椛「超能力頼りで、しょっちゅう体のあちこちを痛めてるぞ?」

万「おじいちゃんっぽい方向に持って行かないでよ!?」

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