詩集53 思い出せ、本当の言葉の姿を…

第7話 バナナの皮、すべるから

「バナナの皮、すべるからゴミ捨てて」

「バナナを食べるサルかあんたは！」

「バナナ！　バナナ！　ウホッ！　ウホッ！」

　バナナ！

　バナナ！

　うまい！　おいしい！

　だけど　バナナの皮　めっちゃすべる

　たまにすべる　超すべる

　たべおわったら　ゴミ　まとめて

　すべると　危ない

　大事故　危険

　たんこぶ　できたら

　おまぬけさん

　サルの間抜けの比じゃないね

　わっはっは　皆で　大笑い

　バナナ！

　バナナ！

　愛し　愛され　みんな食べる

　とっておき　フルーツ

　甘くて　美味しい　食べやすい

　だけど　皮がすべるから

　食べ終わったら　即ゴミ　まとめて

　ちゃんとまとめて！

「だから、ゴミ箱にいれてって言ってるでしょ！」

「ウホウホッ！」

「ふざけてないで！」

「ストーリー」

　ゴミ箱に向かって投げるだけ、それは捨てる作業じゃありません。

　しかもふちにひっかかって、結局ゴミ箱倒れてるし。

　これじゃ、手間増やしただけじゃん。