餃子 〜ゆきちゃんと外〜



「はぁ、楽しかったね」



「そうですね。ひさしぶりに遊びましたね」



「うん。あ、ねね、お腹空かない?」



「空いてますけど、こんな時間にお店なんてやってますか?」



「やっぱりチェーン店にお世話になろうか」



「あ、あそこに餃子がおいしい中華全国チェーン店がありますよ」



「なんか言い方がやらせっぽいけど……、行こうか。中華でいい?」



「はい!」





「ゆきちゃんは何食べるの?」



「私はらーめんにしようと思います。侑希さんは?」



「僕はチャーハンかな。あと、餃子適当に頼もうか」



「そうですね」





店員「お待たせしました」



「お、じゃあ、食べようか」



「いただきます。……」



「うん。おいしい。お店で食べるチャーハンってなんでこんなにおいしいんだろう」



「はひはひひへへはへふひゃーはんほはひはひはふほんへ」



「何言ってるか全くわかんないけど、そうだね。こんなに油いっぱいのめっちゃ味するチャーハンって家じゃ作れないよね」



「餃子もおいしいです。これも作ろうと思うと一苦労ですもんね」



「たぶん作るよりもこうやってお店で食べた方が安いしおいしい気がする」



「そうかもしれませんね。それにここの餃子っていくらでも食べれちゃいますよね。あ、そういえば、私の小学校の先生はよくここに来るんですよ」



「へー、先生たちもここで餃子食べるんだ」



「いっぱい餃子頼んでお酒飲むんですって」



「楽しそう」



「前、隣の席が児童だったことがあったらしくて」



「おう。かわいそうすぎる……」



「教頭先生が餃子一皿買ってあげてたみたいですよ」



「教頭……!」


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