餃子 〜ゆきちゃんと外〜
「はぁ、楽しかったね」
「そうですね。ひさしぶりに遊びましたね」
「うん。あ、ねね、お腹空かない?」
「空いてますけど、こんな時間にお店なんてやってますか?」
「やっぱりチェーン店にお世話になろうか」
「あ、あそこに餃子がおいしい中華全国チェーン店がありますよ」
「なんか言い方がやらせっぽいけど……、行こうか。中華でいい?」
「はい!」
「ゆきちゃんは何食べるの?」
「私はらーめんにしようと思います。侑希さんは?」
「僕はチャーハンかな。あと、餃子適当に頼もうか」
「そうですね」
店員「お待たせしました」
「お、じゃあ、食べようか」
「いただきます。……」
「うん。おいしい。お店で食べるチャーハンってなんでこんなにおいしいんだろう」
「はひはひひへへはへふひゃーはんほはひはひはふほんへ」
「何言ってるか全くわかんないけど、そうだね。こんなに油いっぱいのめっちゃ味するチャーハンって家じゃ作れないよね」
「餃子もおいしいです。これも作ろうと思うと一苦労ですもんね」
「たぶん作るよりもこうやってお店で食べた方が安いしおいしい気がする」
「そうかもしれませんね。それにここの餃子っていくらでも食べれちゃいますよね。あ、そういえば、私の小学校の先生はよくここに来るんですよ」
「へー、先生たちもここで餃子食べるんだ」
「いっぱい餃子頼んでお酒飲むんですって」
「楽しそう」
「前、隣の席が児童だったことがあったらしくて」
「おう。かわいそうすぎる……」
「教頭先生が餃子一皿買ってあげてたみたいですよ」
「教頭……!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます