第10話牧野III

急に頭に激痛が走った。

「あがああっっっ!!!」

牧野とミドリは俺を避けるように一歩下がった。

「どうしたんです?急に叫んで·····」

「··········」

「答えて下さい。」

「·····」

「翔大く、ん·····?」

2人は更に一歩下がった

「答えろッッッ!!」

牧野は威嚇するようにそうに言った

「ぐっ·····うわあああああッッッ!!!」

「どうしたんだ!答えろッッッ!」

「思い出したんだ·····」

「やっとですか·····」

「良かったですね取り調べ室行きにならず·····」

今度はミドリが絶叫した。

「ウグッッッ!!!」

「ミドリ·····しっかりしろ!!」

「·····」

(どうなってるんだ?一体これは·····)

私は何が起きているか理解出来なかった。

「思い出したんだんですよね?」

と私は朝倉翔大に尋ねた。

「ええ·····思い出しましたよ。」

「何故あんな事を?」

「·····それは解りません。」

「ストレスとかであんなことをしたのかもしれないです。」

「ストレス·····」

私はその時何かピンと来た。

昔、私が若いときに何かこれと似た事件が起きた気がするのだ。

私はそれをミドリと翔大に話す。

「そうなんですか!?」

「ええ·····」

2人は声を合わせてそう言った。

(仲がいいんですなぁ〜羨ましいですよ。)

「そうなんですね·····なら俺たちで協力してこの謎を解きましょう!!!」

「·····ははははっ!良いでしょう!お2人が協力してくれるなら·····がんばっちゃいましょうかねぇ!」

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