第4話改変

「誰か時間を改変してやがる·····」

「犯人を探さねぇとな」

「ええ」

俺はミドリと話を終えると谷川宅に戻った。

「一体これはどういう事だ」

「俺達にも分からん」

「大体お前の両親が襲いかかるはずだろ?」

「知るかよそんな事言われても」

「そうか·····お前は未来からきたんじゃねぇんだったな」

「そうね·····私たちには手も足も出ないわ。」

時間を改変してる奴を探し出さないといかんな。

俺達が谷川宅の前で話しているとちょっとパーマの男性がこっちに近づいてくる。

「やあ、君が未来から来た翔大君、ミドリちゃんだね?」

こいつ·····俺たちが未来から来たことを知ってる!

「ええ、そうですよ。」

と、ミドリ。

「アンタなんで俺たちが未来から来た事を知っている」

「フフフフフ、それはな規定事項だからかな」

はあ?

「そんな顔しないでもらいたいね」

「あんたの名前は?」

「·····江田島平八」

「あの·····漫画のキャラと同じ名前か·····」

「フフ·····そうだね。」

怪しいなコイツもしやとは思うがコイツが時間を改変してんじゃあねぇか?


「おい、時間が改変ことを知ってるか?」

「·····勿論知ってるよ」

「そうかい·····もしやとは思うがお前が改変してんじゃねぇよな?」

江田島氏はしばらく沈黙した。

「本当にそうだったらどうする?」

「ただじゃあ置かねぇ。」と俺が言うとそいつの胸ぐらを掴んだ。

「ちょっと駄目よ翔大君! 」

「止めるなミドリ·····コイツは犯人かもしれねぇんだぞ」

「そうかもしれないけど·····暴力は駄目よ」

俺が胸ぐらを掴んでる男は笑みを浮かべていた。

「この野郎·····」

俺はそいつを思い切りぶん殴った。

「痛いなー全く。」

「てめぇ、ただじゃあ置かんぞ!」

「もう一発殴る前に、質問だ·····」

「なんだい?」

「俺たちの味方かそれとも敵か?」

「·····どっちでもないね·····」

「わからんか·····」

もう一発殴ろうとしたら谷川に止められた。

「やめろ·····翔大。」

「谷川·····お前·····」

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