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女の冷めたような虹彩ひとみが映し出される…。


映し出された虹彩ひとみには、

遥か遠くに住むディーの姿があった。


一見、冷血な女とディーとの関係性が、世界すべての鍵を握っていた…。



  【時の場面がディーの居場所を映す】


哺乳類人間、ディーは何故なぜケージの外に出れたのか。


ディーが何を考え、そして、孵化ふか人間の姿をいぶかしげな表情で見ているのか。


彼の脳裏のうりに残された記憶の断片をひもいていく。



〔謎の施設に辿たどり着くまでのサクセス、その始めの記憶へ〕




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