6月2日 教科書に名前を載せたい
昨日今日で図書館司書の資格取得のため集中講義を受けています。読書の時間もありまして、なかなかに楽しいのよ(ほぼ内職してるけどね)
湯本香樹実さんの「夏の庭」ってご存知? 課題図書だから早めに読み終わりたくて読んでたんだけど、あれ面白いね。児童書なのかな。子供向けっていえば子供向け? でも作品のテーマは「死」なんだよなぁっていう難しめなお話。
この本、教科書に推薦図書で載ってたな、とか思いながら読んでました。授業もさ、学校図書館のためのお話だから、絵本とか、児童文学とか、児童書、ライト文芸だとかについてお話があったりするのね。ヨシタケシンスケでおおおってなるじゃん。エルマーの冒険、かいけつゾロリで懐かしい! はやみねかおる、あさのあつこ、で涙ぐむじゃん。それぞれいい話、良きおもひで。
私の夢は小学校の先生です。子どもたちと鬼ごっこをガチでやったり、給食のデザートのジャンケンを大人気なくするような愉快な先生になるのが夢です。
それと同時に、教科書で私の本を紹介してもらいたいんですよ。もちろん名前は「佐藤令都」です。この名前を載せたいんです。
児童書は奥が深いんですよ。本はエンタメだけが目的にできてる訳でもないし、教科書じゃないんだから100パーセント為になることを書いてある訳でもない。それでも、私が夢中でページをはぐっていたように、あの紙の束の向こうには何にも替えがたい素敵な世界が広がってるんです。子どもじゃないと見えない世界があるんです。大人になって読み直して、もう一度感動できるそんな魅力があるのが「児童書」なんだと思ってます。
自分の書いた本をこっそり学級文庫に置いたりしたい。
いや、夢はもっと大きくがいいかな!
「みんな、音読したお話の作者は誰ですか」
「さとうはると!」
「これね、実は先生のことなんだよ。うそじゃないからね。……それでは授業の続き始めるよ!」
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