3月29日 君の膵臓はいらない

 午前中に「君の膵臓をたべたい」の映画を見ました。

 泣ける、って話題だった映画だからどんなものかなって思ってたけど、侮ってましたね。

 タイトルの意味に泣きました。私、わかりやすい観客の一人だったんですね。切っつつないね。


 すごく綺麗な映画だったから、儚い青春だったから。

 感銘を受けたなんて建前でしかないけれど、後悔したくないなって、ちょっとだけ疎遠になってた幼なじみに意を決して連絡しました。


 結果だけ話すと、新潟を出る前に会うことは出来ないことが分かりました。


 途中経過は佐藤令都のTwitter見てくださればわかりやすいと思います。(ただ奇声をあげているだけです)


 でっさぁ、自分にとって彼は何だろうねって考えたんだよ。


 前々から気付いてはいたんだけど、好きとか嫌いで測れる相手じゃないの。

 過ごした時間が長すぎて、人生の半分以上は余裕で一緒に過ごしているから友達って呼ぶのもしっくりこない。

 友達以上恋人未満、だなんてよく聞くけど「恋人」に近い関係性でもないんだよね。

 だからと言って「幼なじみ」で一括りにもしたくないんだ。めんどくさいでしょ笑?

 親友? 兄弟? 相棒?

 どれもあってるようで違うんだよなー。


 小五くらいの時かな、お互いのことを「腐れ縁コンビ」って言ってた時期があるんだよ。


 特に何をするでもなく、ただずっと同じ空間を共にしているっていう二人。何の因果か離れられないまま。


 腐れ縁、か。


 貴方は私の中でとっくに特別な人になってたみたいだ。

 どんな言葉にも変えられない存在になってるんだ。


 君の膵臓はいらない。


 それでも、切れない縁をもったままでいたい。


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