3月27日 桜で思い出すのはあの日のお花見
友達の引越しが終わりました。
この前会ったばっかりだけど、離れてしまったことを寂しく思います。夏に会える予定なんだけどね。
関東はもう桜が咲いているようです。
テレビの報道とかでは聞いていたけど、いざ写真送ってもらうと「ああ、こんなにも差があるのか」としみじみと思ってしまうのです。あはれなり。
新潟は蕾に色がつき始めたころかしら。まだまだ先だと気長に待ってはいるけれども。入学式にはちゃんと間に合うかしら。去年みたいにすぐに散っちゃやーよ。
桜の季節になると、以前書いた「葉桜の君に」を思い出します。
子供の頃、初恋をしていた幼なじみを亡くして、未だに彼女を忘れられない青年と、生まれ変わって女子高生の姿で逢いに来てしまった少女のお話です。
これを書いたのは一昨年でした。
去年、信濃川沿いをお花見がてらお散歩しました。
当時付き合っていた恋人に「葉桜の君に」についていくらか語って聞かせた覚えがあります。
「すごく綺麗な文章をかくんだね」
そう、貴方は言ってくれたよね。
ありがとう。でも、そんなんじゃないんだ。
恋なんて、恋愛なんてそんな綺麗なものじゃない。
私は過去に囚われている秋田葉太みたいに、初恋の人の面影をいつも誰かと重ねているだけ。
ごめんね。貴方もきっと重ねてしまった一人なんだ。
告白を受けたときは「好きになるかもしれない」で付き合ってた。半年過ぎてもまだ「本気で好きになるかも」に延長しただけだったんだ。別れた今も「あの時はちゃんと好きでいれたのだろうか」と貴方への気持ちは変わらずに宙ぶらりん。
ごめんなさい。ごめんなさい。
貴方は私の気持ちに気付いていたのかしら。
それでも、それでもきっと私は貴方を傷つけてしまっまた事は間違いじゃないと思うの。
私は酷いことをしてしまったと思っているよ。
終わりがあるのなら
始まらなきゃよかったなんて
いじけてばかりで
「マスカラ」SixTONES
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