記憶の手帳

3月26日 私はギャルになりたいの

　今日、美味しいランチに母上が連れていってくれたんですよ。お高いハンバーグとても美味しかった。上に乗ってる半熟卵が大優勝してました。すごくおいしかったです。

　まあ、話を戻しましてお出かけする前よ。

　身だしなみ整えるじゃない。

　お化粧するじゃない。

　わたくし、佐藤令都は高校はビューラー、クリアマスカラ、気が向いたらリップと涙袋での登校でしたの。ほぼ、もはや、紛れもなく、すっぴんで登校でしたの。（校則がうるさかった）

　だからといって、遊びに行く時は少しはしてたよ？ 目元グリッターとかキラキラさせちゃってたよ？

　それでも高校生レベルじゃない。あくまでも高校生の範囲なんだよ。お子さまなの！！

　受験終わって、卒業してから一ヶ月そこらよ。練習ってか研究はしてたよ？

　それでもまだ高校生レベルなんだよ！！ すぐに大学生のレベルまで持っていけないよ！！

　春休み中、あれだけ時間あって何やってたの？ なんて言われてしまいましたがね、胸を張って言おう。

　腹筋割って、2キロ落とした。

　何なら足も細くした。

　ついでに髪の毛も可愛く巻けるようになった。

　化粧がケバいとか言うなよおおお！！

　目なんてでっかく見えてなんぼだろおおお！！

　こちとら一重なんだよ。

　ナチュラルメイクはしてないと同義じゃねーか。

　……何目指してるの？

　え、綺麗なお姉さんだけど。

　ピタピタの服とヒールが似合う系の綺麗なお姉さんだけど。ふわふわしてる可愛い女の子は目指してないんだわ。

　お前の顔でギャルにはなれんだとか言われましたけども、教育大学にギャルはいねえとか言われましたけども。

　私、綺麗なお姉さん目指してるんだわ。

　絵に書いたような日本人形みたいな顔してるけど、目指すものはお姉さんなんだわ。

　大学なんて別人になってなんぼだと思ってる。

　自分のなりたいオンナを目指しますね。

　田中樹のオンナが私の目標だからさ。

　四年以内にみちょぱになるね。