第百十二話 総力
弘治三年(1557)七月中旬 三河国額田郡岡崎 岡崎城 松平 元康
「内藤弥次右衛門様より伝令にございまする。吉良の西尾城並びに東條城の両拠点を陥落せしめたりとの由」
「「おぉっ」」
「これで西三河は殿の下に一つに纏まりましてございまするな」
伝令役の
「先の知らせによれば織田も鳴海、また大高を落として尾張の旧領を奪還しておりますれば、今や勢いは完全に我等にありまするっ」
「左様!大蔵殿の申す通りじゃ。殿っ!ここは織田上総介様と今川を敵とした盟約を結び、我等松平は東へ進むべきかと愚考致しまする」
"同意じゃ"
"異議無しっ!"
阿倍大蔵が存念を述べると、鳥居伊賀守が続ける。このところ続々と入る戦果に気を良くした他の家臣達が二人の強硬論に賛同する。最近繰り返される景色だ。
吉良荘の陥落は当然の結果に過ぎない。何故なら吉良は今川に撤退したのだからな。先頃、吉良が領民に施しをしていると報せがあった。いよいよ民も巻き込んで決戦かと思っていたが、どうやら今橋に向けて撤兵していったらしい。今川にして見れば、今橋に兵を集中して守らんとの決意だろうが、吉良に領国を手放させるとは大したものだ。酒井将監も同じだった。今川に何度か反旗を翻した将監だが、今回は今川に尽くすつもりらしい。余程松平に服属するのは嫌の様だ。松平の圧迫を受けて今橋方面に落ち延びて行った。
尾張とて同じよ。上総介殿からの早馬では突如として今川勢がいなくなったとあった。これは"陥落させた"のではない。みすみすと逃した敵が放置した城を接収したに過ぎない。そもそも相次いで起こる今川の撤退が何を意味するのか。疑念に思っていると武田から使者が訪れた。使者が持参した武田大膳大夫からの文には、"今川の荷留めによる民の窮状と、盟約を破棄にする敵対行為を受け、今川と戦をせざるを得なくなった。武田は総力を挙げて今川へ攻め込む"とあった。
今川の撤兵について合点が行くと共に、改めて今川参議の恐ろしさを感じた。何故なら今川勢が撤兵したのは武田の使者が松平に来るよりも僅かだが先であったからだ。今川の耳は相当に良い。今川参議が手塩に掛けて整えている"荒鷲"と呼ばれる乱波達が活躍しているのだろう。味方にいる頃は頼もしい存在であったが、敵になってみると恐ろしい。この三河にもどれだけ潜んでいることか……。
皆も今川の不気味さは感じている筈だ。だが敢えて目を瞑り、相次ぐ勝報に気勢を上げ、そして酔いしれる様にしている。味方の士気を下げさせないためだろう。士気というのは何よりも大事な時がある。大軍であっても権中納言という大将を失って瓦解した今川勢を見れば一目瞭然だ。士気のために愚者を演じるのは儂とて同じだな。例え本心で無いとしても、報せに喜び皆を煽てなければならぬ。
「うむ。大蔵と伊賀守の言うとおりじゃ。上総介殿からは清洲にて会見を開こうとの文もある」
"清洲ででございまするか"
"なんと。間をとって笠寺あたりがよいな"
上総介殿の意向を伝えると、広間が姦しくなった。やはり皆気が大きくなっている。松平は西三河を抑えたとはいえ、十五万石と行ったところだろう。一方で織田は伊勢長島との国境こそ不安定だが、尾張の大半を治めつつある。石高は松平の倍近くなるだろう。力の差を考えれば織田が場所を指定してきてもおかしくはない。
「皆の衷情はよく分かる。だが、盟約という大きな目的を前にどこで結ぶか等些末に過ぎぬ。何、会盟の場所で折れてやる代わりに、今川との戦のために兵を出せと言ってみせようぞ」
「おぉ」
「それは良き御思案!」
儂の言葉に皆が顔を明るくする。せっかく武田が今川を攻めているのだ。この間に我等も攻勢をしかけねば機を逸する。上総介殿もそれはお分かりだろう。兵を引っ張ってくるのはそれ程難しく無いはずだ。
「一揆の動きはどうなっている」
「はっ。東三河で今川の圧政に苦しむ民を救わんと意気軒昂にしておりまする」
家臣の本多彌八郎が声を上げる。彌八郎は熱心な信徒であったな。元は酒井将監の家臣であったが、将監が今川に反旗を翻して睨まれたときに我が家の家臣となった。一揆の動きに詳しいが、空誓上人と何かと連携をとっているのだろう。しかし、“民を救わん”か……。大方一揆勢は兵糧に困って今川を攻めているだけだ。もしくはこれを機に東三河でも門徒を確保しようとしているか。恐らく両方だな。
「今川は今橋の守りを固めている。あれを落とすのは難儀であろう。であれば今橋攻略は松平が引き受ける。一揆には渥美郡北部や設楽郡方面を攻略願いたいと伝えてくれるか」
「御意にございまする。空誓上人に伝えまする」
儂の言葉に彌八郎が応じて頭を下げる。今橋攻略は骨が折れるが、ここを何とか落とさば肥沃な渥美半島が手に入る。今川参議が手を掛けた渥美半島を手に出来るならば、今川との長期戦も、三河を治めた後に起こるかもしれぬ一揆との戦も有利に進める事が出来る。
まずは清洲に出向いて織田と盟約し、急ぎ東三河へ兵を動かす。参議が三河に戻って来るまでに今橋を落とせるか。これが此度の戦の分かれ目だな。武田大膳大夫の総力とやらに期待しよう。
弘治三年(1557)七月中旬 駿河国安倍郡府中 今川館 今川 氏真
「御屋形様の御成っ!」
三浦左衛門尉の声が聞こえた後に大広間へと入って行くと、家臣達が皆平伏して俺を迎えていた。
「面を上げよ」
俺の言葉を受けて皆が面を上げる。どの顔も近く控えている武田との決戦を前に引き締まった顔をしている。
「既に皆が知っているところではあるが、武田大膳大夫晴信が欲に目が眩み、我が駿河を侵している。晴信の嫡男には我が妹が嫁ぎ、盟約を結んでいたところであるが此を捕らえ、盟約を反古にし、我が今川の本領たる駿河を侵している。断じて黙過できぬ事態である」
"左様"
"その通りにございまする"
俺の言葉に皆が大きな声を上げる。
「余は不義不忠の極みたる武田を天に代わって誅する。今川の総力を持って撃退するのだ。皆、余に力を貸せ」
皆の顔を睥睨すると、広間にいる全ての家臣が臆する事無く力強い表情で頷いた。
「御意にござりまする」
「「御意にござりまする!!」」
三浦左衛門尉が大きく声を上げて応じると、皆がこれまた大きな声で続いた。
「うむ。では現状を確認するとしよう。小三太、状況を説明せよ」
伊豆介の後ろに控えている伊賀崎小三太に説明を促す。小三太は伊賀の流れを組む上忍で東部方面の組頭を任せている。
「はっ。然らば戦況をご説明申し上げまする」
俺の命を受けて小三太が前に出でて、広げられた大きな地図を指し示しながら説明を始めた。皆が地図を囲うように座って覗き込む。
「武田勢は甲斐より駿州往還を宍原と芝川方面の二手に分かれて進軍。宍原砦に武田本隊約一万二千、対して長野信濃守様が下田親衛隊一千を率いて砦にて応戦中にございまする」
"一千に対して一万二千とは苦しいの"
"下田親衛隊は今少しおらなんだかの"
「安倍大蔵尉様の仰せの通りにございまする。下田親衛隊は本来一千と五百の部隊でありますが、芝川方面の戦いが厳しくなると読んだ信濃守様が五百を抽出し、富士大宮司様に預けておりまする」
"成る程の"
"左様であったか"
小三太の説明に皆が頷いている。
「宍原砦に現れた敵方は大軍でありまするが、難所を越えてきた疲れか砦を攻める勢いに力無く、下田親衛隊の激しい抗戦に砦を攻めあぐねておりまする」
“流石は信濃守殿じゃ”
“そうじゃ”
「一方、芝川砦には武田左馬助を大将として九千の武田勢が押し寄せておりまする。親衛隊を含む千二百のお味方が頑張っておりまするが、敵の勢い盛んなれば苦しい戦いを強いられておりまする」
「砦と連絡は取れておるか」
「いえ、武田の囲い厳しく、ここ数日取れておりませぬ」
俺の問いに対して小三太が申し訳の無さそうに頭を下げる。武田の囲いが厳しいのは史実では有名だったからな。ま、致し方無い。富士大宮司は史実では武田に徹底抗戦して氏真から感状を貰うくらいの男だ。今回も今暫く頑張ってくれると信じよう。
「皆聞いた通りだ。芝川砦の救援が急務となる。然らば出陣は明朝とし、明日は興津の清見寺、明後日は田子ノ浦に陣を構える。その後は芝川の付近で武田と決戦を行う。皆は清見寺の在陣までには参集すべし」
「「ははっ」」
俺の言葉に皆が平伏する。田子ノ浦には海路で続々と兵糧や武器弾薬が運ばれている。峰之澤で製造された大筒もだ。田子ノ浦で最後の再編を行って武田と向き合うことになるだろう。
「それから皆に申しておくことがある。六郎はこれへ」
「はっ」
俺の前に六郎が緊張した面持ちで現れ、皆に向かって座る。
「皆も知っておろうが我が妹、隆の婿である武田六郎だ」
「武田六郎信友でござる」
「晴信率いる武田であるが、これは先に説明した通り盟約を反古にした不届き者達だ。今や今川と誼を通じる武田はこの六郎の武田であると心得よ」
“御意にございまする”
「六郎には此度の戦への参陣を命ずる。余と共にいるように」
「畏まってございまする」
六郎が俺に向かって畏まった後、一門筆頭の席に座らせた。
「うむ。それからもう一つだ。此度、関東を追われて越後の長尾に庇護されている関東管領がついに兵を挙げた。ついてはこれに対処すべく北條家から援軍の要請が来た。苦しいところではあるが、こういう時こそ要請に応えてやりたい」
この厳しい状況での援軍要請に少しだけ皆が動じたが、俺が冷静に話すのが効いたのかすぐに静かになった。
「北條助五郎」
「はっ」
俺に名を呼ばれて助五郎が前へ出てくる。
「其の方、余の名代として小田原へ出陣せよ。沼津にいる親衛隊千五百を使え。また、軍師として由比助四郎を付ける。何かあれば相談して事にあたると良い」
「承知してございまする」
助五郎の顔を見て今一度“頼むぞ”と声を掛けると、緊張した面持ちで首を縦に振って応じた。そのまま助四郎に流し目をくれると、助四郎が俺の顔をじっと見ながら頷いた。助四郎には予め今回の任を伝えてある。初めは武田との戦に参加したがったが、この任の大事を説いて説得した。由比一族は今川駿河衆の譜代だ。安心して任せられる。
「余からは以上である。何か存念のある者は申せ」
広間に詰める皆に向かって今一度顔を向けると、皆が興奮したような面持ちで頭を下げた。
「皆の奮戦に期待する。では下がってよい。だが朝比奈備中守、それから狩野伊豆介と小三太は残れ」
俺の言葉にぞろぞろと皆が下がっていく。明日の出陣に向けて最後の準備をするためだ。暫くすると名を読んだ者達だけになった。扇子で近くの畳を叩いて近くへ座らせる。
「小三太、武田太郎と嶺がどうなっているか分かるか」
「はっ。奥方様はそのまま邸宅に、太郎様は東光寺に押し込まれている模様にございまする」
ほう。捕らえられた事以上は分からないと思ったが、確と調べているな。関心じゃないか。
「であるか。飯富兵部少輔は?」
「飯富家が手厚く庇護する天澤寺にて謹慎させられておる模様にございます。何れも甲府から近き寺にございまする。数日前の情報にごさりますが」
今も同じか分からぬと言いたいのだろう。忍びの足でも甲府はそれなりに距離があるからな。致し方無い。
「で、あるか。ならば甲斐で太郎義信と飯富兵部に不穏な動きありと噂を流せ。分かっていると思うが足は着けるなよ。武田を中から崩す」
「……御屋形様」
俺と同じような先を読んでいるのか、伊豆介が問い掛けてくる。あまり非情にし過ぎてもいかぬな。少し悲しそうにしておこうか。
「一人の幸より今川が大事だ」
「畏まってございまする」
少し物憂げな顔で呟くと、伊豆介が深く頭を下げて応じた。朝比奈備中守が何事かという顔をしている。まだ先までは読めておらぬようだ。後で伊豆介にこっそり聞いて成長してくれよ。そのために同席させたのだからな。
「小三太。俺の花押が入った文が必要なら書く。その時は申せ」
「必要になった時はお願い致しまする」
「分かった。話はそれだけだ。頼むぞ」
「御意」
話は終わりとばかりに打ち切ると、空気を読んだ伊豆介が率先して下がっていく。先程まで大勢が詰めていた広間で一人佇む事になった。
武田義信と飯富兵部少輔が謀反を企てている噂を流す。今川の謀略だと思うかも知れぬ。だが、謀略では無く真実かも知れない。この疑念が国を揺らす。恐らく……、いや、十中八九で晴信は二人を殺す。伊豆介が俺を気遣ったのは、嶺の事は良いのかという確認だ。嶺には悪いが、廃嫡された元嫡男の妻等何の役にも立たぬ。落ち着いたら何処か良い縁談でも纏めれば今川のためにもなるというものだ。
怨まれるかな。
怨まれるだろうな。
業を背負う覚悟は決めたのだ。
今更一つ増えたところで気にしてはならぬ。
この道を行くと決めたのだ。
弘治三年(1557)七月中旬 駿河国富士郡芝川村 芝川砦 富士 信忠
"ぐはぁぁあっ"
大きな声がした方を振り向くと、味方の兵が槍で突かれて倒れていた。弓や鉄砲を放つために空けられた狭間から敵の槍が差し込まれ、応戦していた味方の兵がやられた。まだ息がある。周りの兵達が刺された兵を抱えて後方に下がっていく。
砦は隙間無く木柵で作られた防壁の所々に狭間が設けられている。常ならば防壁の向こうは堀に囲われ、敵兵の槍が差し込まれること等無い。だが、この大手門の近くは敵の攻撃が集中し、徐々に堀を埋められていった。今や大手門の周りは敵に堀が埋められ、狭間からも攻撃に晒されている。必死に応戦する味方から被害も出始めた。
"ドォォォオンッ"
大きな音と共に大手門がミシミシと音を立てる。武田勢が丸太で大手門を攻撃したのだろう。門は相当に厚い。まだ暫くは持ちこたえるはずだ。それに内側には土嚢が積まれている。万が一門を打ち破られても暫くは戦えるはずだ。
長野信濃守殿からお借りした親衛隊と我が兵達が互いに助け合ってよく頑張っている。味方の士気は高い。だが、何時士気が落ちるか分からぬ。大将たる儂が積極的に動いて味方を鼓舞せねばならぬ。疲れた身体に鞭を打って砦の中をまわっていると、次第に日が暮れて今日の戦が終わった。夜襲が無いわけで無い。引き続き警戒は必要だが、昼程の激戦になるわけではない。兵達も日がまた昇るまで暫し休息が出来よう。
砦にある屋敷の一角を使った本陣に将が集う。
「皆、今日も懸命な撃退ご苦労であった」
「日に敵の攻撃が厳しくなりますな」
儂が部屋に集まった皆に労いをすると、譜代の大貫式部少輔が疲れたように応じた。
「荒鷲からの知らせは?」
「今日も届いておりませぬ」
儂が家臣の伴刑部少丞に尋ねると、刑部が力無く首を振った。
武田勢が現れて早四日になる。初めこそ荒鷲から矢文が届いていたが、武田勢に囲まれてから届かなくなった。宍原砦の方に武田の本隊が現れて応戦しているという事の他は何も分からぬ。
"御屋形様は本当にお越しになるじゃろうか"
誰が申したか、ポツリと呟く声が聞こえた。
「必ずお見えになられる。そうでなくとも最後の一兵まで守り抜く事が肝要でござる」
親衛隊の山田商三郎殿が声を上げる。
「無論、某とてそのつもりじゃ。なれど先の分からぬ戦では兵の士気が何時までもつかという事を気にしておるのじゃ」
望月右衛門尉が少し狼狽えた様に応じる。そうか、先程の声は右衛門尉であったか。
「今少しの筈じゃ。皆頑張ろうぞ」
「左様でございますな。……しかし何時までになりましょうな」
式部少輔が儂の言葉に応じた後で気弱に呟いた。行かぬ。先の見えぬ戦に皆に疲れが出ている。
「式部の言も分からぬでもないが、川向こうの尾崎砦も頑張っている。この砦を離さば敵に富士へ侵入を許す。引く訳には行かぬ」
「大宮司様の仰せの通りにございまする。この砦を落とされれば民に被害が出かねぬ。頑張りましょうぞ」
「いや、民が多い富士の町に至るまでにも砦はまだある。ここでの時間は十分に稼いだでござろう。ここは兵を引いて立て直すのも一考じゃ」
「この包囲をどう破って撤兵するのでござる」
家臣達が撤兵を主張すると、商三郎殿が声を張って応じる。信濃守殿が貸してくださった親衛隊も相当な被害が出ているはずだが、武田に対して全く怯む所が無い。心強いものよ。
"某が府中の方へ出向いて援軍を呼んで参りまする"
結論の出ないまま軍議が終わろうとしていると、家臣の篠原隠岐守忠常が声を上げた。皆がその内容に驚いて振り向く。
「なんじゃと?」
儂もつい人並みの反応をしてしまう。
「某、泳ぎは誰よりも得意にござる。武田の包囲がいくら厚いとは申しても川までは追えますまい。夜陰に紛れて川を下り、府中に出向いて援軍を求めて参りまする」
隠岐守が儂の顔を見て力強く頷いている。この男とは昔よく川遊びをした仲だ。儂を助けるために危険を買ってくれたに違いない。
「忠常、頼めるか」
「お任せを」
隠岐守が儂の方へゆっくりと向いて恭しく応じた。憎い奴だ。儂を立てようとしてくれてるのだろう。
「であれば隠岐守に命じる。隠岐守は御屋形様の元へ出向き、この砦の窮状をお知らせせよ。皆は隠岐守が戻るまで砦を死守する。隠岐守はやると決めたからにはやる頑固な男じゃ。必ず援軍を連れて戻って来よう」
儂の言葉を受けながら隠岐守が大きく頷いている。
「無事に武田の囲いを越えたら狼煙を上げまする」
隠岐守の決意を前に陣内の皆が纏まった。
夏の短夜が明けると、近習が興奮しながら"遠くから狼煙が上がってござりまする!"と報せに来た。家臣でもあり友でもある男の無事をただ願った。
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