第3章の舞台・登場人物等
【エコー大陸】
第1章と第2章の舞台となったハレ大陸の南西にある大陸。
温暖な気候と穏やかな海に囲まれている。
大陸の形はニュージーランドを東西反転させて、北島を小さくしたようなイメージ。
エコー大陸の北島「ドゥザラン島」と南島はとても狭いイキレンキ海峡が分けている。
大陸北部のドゥザラン島は起伏が少ない。
大陸中部は中央北寄りにドロナイ大丘陵という広大な丘陵地帯が広がっており、その南には大丘陵よりも広大なボシ平原が広がっている。
東部はなだらかで、西側は険しい山々が連なるケファレ山脈などある。
地形の影響により、東岸部には大きな港が多く、西岸部には大きな港がないため、ヒ大陸からの貿易船はイキレンキ海峡の南北に広がるデニズヨルの町か、海峡を抜けて東岸部の港を目指す。
大陸南部は深い森エコ大森林と、天国まで続くようなエコ台地が広がり、エコ台地の東端にはシェスト教の総本山があるケスティルメの町がある。
【統治機構】
第3章の始まりからおよそ100年前のシェスト暦1530年頃に、マリク・ハリカダイレがエコー大陸を統一し、ビュークホルカ王国を建国した。
第3章開始時点の国王はハリト・ハリカダイレ。
王の権限は絶対的だが、実質的には各地方の有力家当主10名(有力10家)の会議(クルマザ)に運営を任せている。
組織としては内務省、外務省、軍務省、商務省、法務省があり、その中に下部組織が置かれる。
内務省の下には、警察部「ロッカク」と諜報部の内地公安局「アミガサ」と近衛隊「チェリキバルタ」。
外務省の下に外交部と内偵部の外地調査室「カラカサ」。
軍務省の下に陸軍部と海軍部と王都警護隊「デミルカルカン」
商務省の下に商事部と漁業部と農林牧畜部。
法務省の下に裁判部。
海軍部の
アミガサとカラカサ、チェリキバルタとデミルカルカンは任務の範囲が重なることがあり、仲は良くない。
カラカサには国王や要人を秘密裏に警護するための特殊警備隊シムセキがある。シムセキの海上警備には大小を問わず、帆船が用いられる。
各大臣は国王が指名し、有力者を指名することもできる。基本的には前大臣や有力者が推薦した人物をそのまま指名する。
【住民・文化・経済】
元から居住していた14の氏族と、大昔にヒ大陸から集団で移住してきた者たちの子孫(有力10家)が、ほとんど争うことなく共存しているが、有力10家の中には氏族を侮蔑する者もいる。
服装等の文化や住まう人々のイメージはトルコ。
文化面では大昔にヒ大陸から本拠地を移してきたシェスト教の影響も受けている。
主要な産業は小麦の栽培、馬・牛・羊の牧畜、漁業などの他、ハレ大陸とヒ大陸の中間に位置することによる貿易、工場での大量生産に成功した紙などがある。
建国時に紙幣を発行し、物々交換は稀である。
【王家及び有力10家の中心都市と第3章開始時点の当主、イメージカラー】
・ハリカダイレ王家
町:ユズク
当主:ハリト・ハリカダイレ
ターコイズグリーン
・ギョゼトリジュ家
町:アイウス
主:ビルゲ・ギョゼトリジュ
紺色
・ショバリエ家
町:アイナ
主:タルカン・ショバリエ
水色
・カシシュ家
町:ルス
主:ケレム・カシシュ
深紫
・イスケレ家
町:ギュネシウス
主:ゼキ・イスケレ
・バルクチュ家
町:デニズヨル、デブラーチェニス
主:フェリドゥン・バルクチュ
青紫
・オドンジョ家
町:カユツ
主:エルマン・オドンジョ
深緑
・サディルガン家
町:ユケルバク
主:ハヤチ・サディルガン
深紅
・ソルマ家
町:アトパズル
主:キズミット・ソルマ
若草色
・アバレ家
町:グンドウム
主:ロクマーン・アバレ
灰色
・コル家
町:ウチアーチ
主:レヴェント・コル
オレンジ色
【14氏族・大きな町がある場合はその名称】
・北部 ドゥザラン島、島の民
マビキシュ ルトフ
イネキ
ダルマク
・中部の氏族
チョバン
ゲーキ
アジュ
ビュークバルク
ウチャン
イーデミルジュ クルムズパス
・南部の氏族 森の民、丘の民
オルマンドベル オルマヌアーズ
オルマンユユ
テペ ケスティルメ※
テペクルジュ ケスティルメ※
イェシリアダン
※ケスティルメはテペ族とテペクルジュ族による緩やかな共同統治
【登場人物・あいうえお順(前述を除く)】
★アウレール コンラート・オダの息子。ハレ大陸のイヌイにあるイヌイ商会の会長。コンラートの1623年死後の1625年にコンラート商店をルッツに売却してルッツ商会の傘下に入り、その後、めきめきと頭角を現した。1628年ルッツ商会の会長が死亡すると32歳で跡を継ぎ、1630年にはイヌイ商会に名前を変えた。
★アルテンジュ・ハリカダイレ ハリト・ハリカダイレ国王の6番目の王子
★イーキン オルマンユユの
★イゼット・トゥラン デニズヨル南町の衛兵隊長
★イルカイ アミガサ所属
★ウムト オルマンドベルの
★エマネツ イネキ族。ドゥシュナンの父親で、シーラの夫
★エムレ テペクルジュの
★エルトゥール・ギョゼトリジュ ビルゲ・ギョゼトリジュの先祖
★エンダー・バルクチュ デニズヨル北町の商人組合の組合長。有力10家のバルクチュ家とは別の家系
★カシム イェシリアダンの
★シーラ イネキ族。ドゥシュナンの母親で、エマネツの妻
★ジェム・バルクチュ デニズヨル等を統治するフェリドゥン・バルクチュの嫡男
★ジャナン テペ族の子供。バイラムの孫
★セルハン オルマンドベルの
★タネル オルマンユユの
★デミル オルマンドベル族。実戦指揮経験がある
★デルヤ ダルマク族出身の兵士
★ドゥシュナン イネキのエマネツとシーラの息子
★バイラム テペの
★バリス・セレン デニズヨル北町の衛兵隊長
★ブラーク・ダイレ、エルバン・ダイレ シェスト教の聖職者。ダイレはハリカダイレ王家から枝分かれした一族が使用する名字であり、ブラークとエルバンはかなり遠い親戚である
★ベルカント イェシリアダンの
★マリク・ハリカダイレ ビュークホルカ王国の初代国王。英雄王
★マチェイ ハレ大陸に本拠地を置く貿易商マチェイ商会の会頭。ルッツ商会のルッツの弟
★メティン マビキシュ族。ドゥザラン島の中心都市ルトフを治める。マビキシュ族はルトフの他にも島内にいくつか別れて大きな集落を形成しているが、最も人口の多いルトフを治めるメティンが実質的なマビキシュの
★ユルマイ カシシュ家の一部隊の部隊長
★ランプレヒト・オダ 小ランプレヒトとも呼ばれる。ハレ大陸のイヌイを治める1637年時のオダ家当主。大ランプレヒトとも呼ばれる、昔のランプレヒト・オダの弟であるハインツ・オダの孫。父はマインラート・オダ。マインラート・オダはコンラート・オダの兄であり、小ランプレヒトとアウレールは従兄弟
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