この度は自主企画にご参加いただきありがとうございます。
臨床心理士のお仕事と、職場の同僚や圭吾との関係、なかなかリアルで詳細な描写、かと思えば少し心臓に悪い場面(褒め言葉です)もありつつ、まさに現代お仕事ものということで楽しく読ませてもらいました。職場へのお土産はあるあるですね笑
作者からの返信
矢賀地進様
こちらこそ、レビューもご感想も書いて頂き、ありがとうございます。
良い意味で少しでも、
ゾクっとしていただけたのであれば幸いです。
また、私なんて実家が近郊だったため、
正月明けのお土産なんて何もない。
仕方なく実家に近いケーキ屋さんで焼き菓子などを
買っていました。
正月明けに手ぶらで出勤できませんからね。
そして正月明けは「うちの主人が」の自慢話と、嫁姑バトルの双方を聞かされる……。
これも日常の中の、ある種のホラー。
自意識が絡むと、人間って怖いなーなんて、
聞かされる方は華麗にスルーしてますが。
完結おめでとうございます。
読むのが遅くなり大変申し訳ありません。
主人公含めとても心情を丁寧に描かれていて、読むたびに惹き込まれる作品でした。
臨床心理士のお仕事もとてもリアルで(凄く調べられたのでしょうか…)、ミステリーだけでなく、お仕事ドラマとしても十分に読み応えのあるお話でした。
語彙力がなくてすみませんが余韻が凄いです…。
本当にお疲れ様でした。
作者からの返信
篠崎時博様
十万字超えの長編を最後まで読んで頂き、
ありがとうございます。
本作に寄せて頂いたご感想に、
たびたび『余韻がすごい』と評して頂き、
筆者としては不思議な気持ちになりました。
この物語は、読んで下さった方の中でのみ、
紡がれ続ける物語なのかもしれません。
麻子の臨床心理士の仕事が軸となるため、
下調べは綿密に行いました。
もっとも大学が心理学系だったため、
ある程度の基盤はありましたが。
だからこそ、この小説ではエンタメではなく
純粋に『人』が書きたい。
人間の汚ない部分を掘り起こしたい。
そして、誰しもがもつ悪や弱さを
麻子を通して描き出したい。
それは糾弾するためにではなく、共有するため。
麻子を主人公にして、
もう一作書いてみたいと思っています。
その時には、ぜひまた読みに来て頂けましたら、
嬉しいです。