『灼熱の太陽針の月★密造酒』
mono黒
【登場人物紹介】
処女作『灼熱の太陽針の月★絶海の孤島』を書いてから、はや一年が経ち、思いがけず近頃になって新ストーリーが降ってまいりました。
第二弾のタイトルは『灼熱の太陽針の月★密造酒』となっています。
其々独立したストーリーなので、前回を知らなくてもお楽しみ頂ける様に書くつもりですが、私の覚書も兼ねて、前回までの主な登場人物たちをご紹介致します。
◆◆◆
⚫︎ジーザス・ノーランマーク卿
DATA:
身長186㎝、体重78kg、20代後半から30代前半
色黒、垂れ目、つり眉、豪華な金髪巻毛、甘くて男らしい顔
ヘーゼルグリーンの瞳。
実用的な綺麗な筋肉がついている体躯。
世界を股にかける泥棒で詐欺師。
口八丁手八丁、ついでに言うなら美しいならば男女の区別なく誰でも口説き落として来た稀代のプレイボーイ。
だった筈なのに、タカランダの神託の巫、ラムランサン(♂)に本気で恋に落ちると言う大失態を犯した男。だがそれが大失態かどうかは…。
タフで熱くて優しいがナイーブな一面も。
ノーランマーク卿などと貴族を名乗っているが、本当のところは孤児だった。孤児院を脱走して悪の道を真っしぐらだったのだが、どうも風向きが変わって来た模様。
訳あって今はラムランサンの居候兼用心棒。そしてラムランサンの執事候補(??)でもあり、目下70歳のスーパー執事の扱きを受けている所。
大事なのはラムランサンの恋人であり、初めての男という事である。
⚫︎ラムランサン・プランマリ・タカランダ
DATA:
身長167、体重58kg、26歳
色白、滑らか肌、漆黒のストレート髪は腰まであり、常日頃は後ろで一つに纏めてある。
細面、涼やかな目元、小ぶりな鼻、柔らかそうな唇、黒い瞳は時折深い紫を帯びる事もある。伸びやかな手足。
神秘的な雰囲気を持つクールビューティー。
世界の陰で暗躍して来たタカランダ神に仕え、神託の輝石と呼ばれる石を使って、神と対話出来る唯一の巫。例え残酷な選択を神から託されても、真実のみを伝える役目を担う者。世界が時にその双肩に伸し掛かる辛い運命を持つ一族の長で唯一の生き残り。
高慢で堅物、プライドが高く真面目過ぎ、勤勉すぎる彼の心の孤独を彼とは正反対な男ノーランマークによって少しずつ解きほぐされ、生まれて初めて本当の愛を知ったのだった。
拠点であった絶海の孤島に佇む城が破壊され、現在はノーランマークと各地を点々としながら行動を共にしている。
長い名前が好きではなく、皆にはラムと呼ばせている。
線の細い見た目を裏切り、一本鞭の使い手でもある。
⚫︎ロンバード卿
DATA:
身長178㎝、体重67kg、ロマンスグレーのオールバック、銀縁眼鏡。細マッチョ。
風格と品格があり、いい男だったに違いない顔立ち。
貴族ではあるが、ラムランサンの祖父の頃から仕えている執事。あらゆる武器に精通し、あらゆる乗り物を乗りこなし、ラムランサンの身の回りの世話は勿論、交渉事から事務方まで幅広く何でも完璧にこなす。ラムランサン命で、自分亡き後ラムランサンを守る自分の後継者を探している。目下のところその役目をノーランマークに譲ろうと画策中。
70歳を迎えてなお
作者からは陰の主役と目されている人物。
⚫︎イーサン
身長163㎝、体重56kg、年齢17歳
栗色の髪は首を覆うクリクリした天然パーマ、やんちゃな顔つき、そばかすがチャームポイント。好奇心旺盛な瞳はブラウン。溌剌としている。
ラムランサンに仕える下僕。少し生意気で負けん気が強いが根は健気で頑張り屋さん。子供っぽい見た目だが根性は据わっている。
最初は彼をロンバードの後継者にしようとしていたが、武闘の才能が皆無でもっぱらラムランサンの身の回りの世話や城の生計などを行なっていた。テキパキとよく働き、ノーランマークにも容赦ない。
銃を撃たせると、味方も敵もありゃしない。敵も逃げ惑う程のノーコンぶりはもはや才能。
⚫︎アスコット
DATA:
身長182㎝、体重73kg、年齢20代後半
華やかな顔立ちと雰囲気はいい男には違いないが軽薄な印象。
赤くて薄い唇はいつも薄笑いを浮かべている。
無造作に羽散らかした赤毛はロックシンガーの様な印象。
左目元に小さなホクロ。
ノーランマークと同じ孤児院で育ち共に脱走した仲間。狡賢く感情のままに振る舞うお調子者。決して善良な人間というわけではなく、快楽的で刹那的。いつも悪い方へ悪い方へと流される根っからの悪人気質。
最初は行動を共にしていたノーランマークと10年前に袂を分ち、今は貿易商という名の怪しげな武器商人をしている。
金になればどんなことでも首を突っ込む好奇心旺盛な男。
若い頃遊びで肉体関係を持ったノーランマークと自分は特別な関係だと思っており、一方的な独占欲を持っていて時折それが歪んだ愛情となって現れる。ラムランサンを敵視している。
⚫︎タカランダ神とは
遥か昔から存在する神託の神。
代々神託の輝石にて、世界を牛耳り動かしている人々に神の言葉を告げ、行く先を示し、人類をより犠牲の少ない道へと導いて来た神である。
その存在は隠され、ラムランサンの一族のみ、その当主となる者が巫となり、一子相伝その神託の役目を陰で担って来た。
時には戦争や暗殺や血生臭い事も、神が最も犠牲の少ない道だと示すならば容赦なく神託は下される。
その神託が如何に残酷な物であっても、神託を下す巫は私情を挟んではならない。
その巫の役目を担っているがラムランサンである。
⚫︎神託の輝石とは
タカランダ神の御神体。緑色に輝き、神託を行う者のみと呼応している。この石を通じてタカランダ神は神の言葉(神託)を
巫(ラムランサン)に伝える。
神託の輝石は不思議な力で巫の体内に隠され、神託を行う時のみ体内から取り出される。
◆◆◆
前回の「絶海の孤島 」はノーランマークとラムランサンの出会いを描いています。
神託の輝石を狙うノーランマークが神託の巫と言う重い宿命を背負ったラムランサンと運命的な恋に落ち、スリリングな展開を掻い潜りながらも愛を成就させて行く物語になっています。
今回の「密造酒」は独立した物語になっていて、前回のお話を知らなくても楽しめるストーリーになっていますが、「絶海の孤島」を読んでいただくとより一層、物語がお楽しみいただけると思います。↓↓↓
『灼熱の太陽針の月★絶海の孤島』編
https://kakuyomu.jp/works/1177354054909173743/episodes/1177354054909177772
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