ただ、そのことだけを

たとえば、あなたが

どんなにか暗い暗い夜の底に沈んでも

もう、二度と光など見えなくていいと思っても

自分だけの殻に丸く固くとじ込もっていても


元気を出して、なんて言えない

這い上がってきて、とは言わない


でも、きっと

そばに居るのです


あなたに

光を届けたいと思う人が

そばに居るのです

一緒に暗闇を見て、一緒に光を見たいと思う人が

あなたにも、私にも、必ず


ただ、そのことだけを

どうか、心の片隅に置いてください




***

夜の底にいるあなたへ、

夜の底にいる人達へ、

届いて欲しいと願いを込めて。






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