25、夜

 まだ食料がたくさん残ってて助かった。

 とはいえ、無駄遣いはできない。

 きちんと計画を立てないと。

 なので今夜はいつものように携帯食。

 さて、ちゃんとした晩御飯は何がいいかな。

 やっぱり肉だよね。

 ステーキ。

 うん、これしかないね。

 味付けなんかいらない。

 塩と胡椒だけ。

 さっと表面だけ焼いて。

 超レアで。

 付け合わせは、そうだな、クレソンとマッシュポテト。

 ニンジンのグラッセはあんまり好きじゃないんだ。

 今となってはそんな好き嫌いは贅沢すぎるけどね。

 トラップは大丈夫、機能してる。

 援軍が来るまでここで持ちこたえるしかないな。

 小さい子にはお菓子を配ってあげて。

 あとちょっとしたおもちゃも。

 コンビニにあったよ。

 冷凍冷蔵関係はやっぱりだめだった。

 残念だけどしょうがない。

 警戒を怠らないように。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る