テレビ信者にスマホ依存症を批難する資格があるのか?



私の両親と祖父母はテレビ依存症だ。

家にいる間ずっとテレビをつけている。


見ていようと見ていまいと、リビングのテレビはつけっぱなしになっている。


食事中も入浴中も掃除中も電話中も、一旦消すという発想がない。


出かける時はさすがに消すが、今度は車の中のテレビをつけて運転だ。

ついつい画面に目が行ってしまうこともあるので怖い。


寝室でもテレビをつけたまま寝る。

(タイマーをセットしてあるから1〜2時間で消えるらしい)

そして朝起きたら、まずテレビをつける。


完全に依存症だ。


50代以上の家族がいれば、似たような光景を目にしている人も少なくないのではなかろうか?


基本テレビはつけっぱなし。

見てないからといって消すと怒る。

テレビ番組の内容は翌日にはほとんど覚えていない。


あからさまなヤラセにも気付かない。

テレビ様の言うことは真実だと疑わない。

実の息子よりもテレビ様を信じる。


芸能人やスポーツ選手を神のように崇めている。

大食いはかっこいいと思っている。


テレビで紹介された店にすぐ行きたがる。

→翌日混雑する。


テレビが「納豆が身体に良い」と言えば納豆を買い「バナナが身体が良い」と言えばバナナを買いに行く。

→翌日品薄になる。


犯罪者は若者ばかりで、老人は可哀想な被害者ばかりだと思っている。


中国や北朝鮮を悪い国だと思っている。(自分で行って確かめたわけでもないのに)

アメリカは悪い国とは思っていない。

(戦勝国だから‥以下略)



…キリがないので、ここまでにしよう。


上記のすべてではないにせよ、いくつかが当てはまる人に心当たりくらいはあるだろう。


偏見も混じっているかもしれないが、私が知る限りこれが典型的なテレビ世代だ。


要するに私が言いたいのは、このようなテレビ信者たちにスマホ依存症の若者を一方的に批難する資格があるのかということだ。


「テレビはいい。スマホはダメ」


そんなワガママが通じると思う?


テレビがスマホに変わっただけで、やってることは大して変わらんよ?


自分が依存症だと気付いてすらいない大人に、子供の依存症が治せる?


残念ながら、テレビ世代が反省することはないだろう。

なぜなら、テレビではテレビ依存症のことが一切報道されないからだ。


テレビ局にとって都合の悪い報道は流さない。テレビだって人間が作ってるものなんだから当然のことだ。


テレビとは恐ろしい洗脳装置だ。


そして、おそらくは、私自身も少なからず洗脳を受けている。

子供の頃からずっとテレビを見せられてきたのだから当然だ。


しかし、どこをどう洗脳されているかまでは分からない。それが洗脳なのだから抗いようがない。


テレビ世代が寿命を迎えたとて同じことだ。


スマホの次にどんなものが来るかは分からないが、きっとそれにも依存症を誘発する機能が付いているのだろう。


そして、スマホ世代はさらに次世代の若者たちこう言うのだ。


「スマホはいい。それはダメ」


そして、次世代の若者たちは、さらに次の世代に…以下略。






……それにしても、ずいぶんつまらないことを書いたな。


結局は、私も他人を批難することで気晴らしをするだけの俗物に過ぎんということか。


しかも、それを自分で言うことで他者からの指摘をあらかじめ封じている。

なんとも小賢しいことよ。


まあいい。

また気が向いたら書こう。


くだらないと分かっていても、また書きたくなる。


それもまた人間。


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