第7話 軟骨ピアスの育て方~実行に至るまでの道のり編②
また、病院を探すところからの、re:startとなったのである。
色々と調べて、病院持ち込み用ボディピアスあります、と書かれたピアス専門店のホムペを発見!
よし、ここに決めた!!
予約は電話のみ、との事で早速かけてみる。
結構予約が詰んでるらしく、施術日は二週間くらい向こうとなった。うーん、意外とすぐには出来ないものなんだな、と思いつつ、これだけ混んでいるって事は良い病院なのだな、と安心する。
日時を決めて、施術内容(ニードル使用)と料金(夏場だったので抗生物質処方込みの11,000円也)を確認をして、後は持ち込み用のファーストピアスを準備するだけ。
なので早速、
電車で20分、駅から徒歩10分くらいかけて着いた場所にあったのは、こじんまりとした建物。ネットにあった写真と見比べて、多分ここだろうか…うーん初見、一人で入るのに勇気がいる系(スゴクシツレイ!)…身体中に穴いっぱい開いてて、タトゥー入れてて金髪の、恐ろしい人が店番かも(ここ特大ブーメラン)…等と考えながら恐る恐る入ってみる。
店の中には他にお客さんは居ないようだ。初めて来たショップなのでゆっくりとピアスを眺めたいが、今日の目的はそれではない。奥の方に店主らしい人が作業しているので声を掛ける。
「すみませ~ん。軟骨用のファーストピアス置いてあると聞いて来たんですけど」
やって来たのは痩身かつ小柄で優しそうなおじさんでした。なんか意外(ホント、失礼💦)。
「はい、ございますよ。ご希望とか、ありますか?」
「14Gのやつで…最初はサージカルステンレスってのがいいんですかね?」
「サージカルステンレスよりは、こちらの純チタンの方が生体親和性に優れているので安全ですよ。長さは10㎜がお勧めです。結構、腫れる方もいますので」
見た目だけでなく、中身も優しくて親切です、おじさん。
「形はストレートバーベルのラブレットが負担にならなくていいですよ」
お~、後ろ側がペッタンコになってるので、寝る時とかに耳の裏側の方に違和感がなくなるわけだ。
ちょっち説明しておくと、サージカルステンレスとは、医療用ステンレスとも言う、比較的からだに優しい金属。昔はファーストピアスといえば、24金っていうのだったのだが、今はこっちの方が主流みたいですな。そして、チタンは更に安心安全な金属だそうで。
それと、ストレートバーベルってのはその名の通り、真っ直ぐなポスト(軸の部分)にボールキャッチ(丸い留め具)が両側に付いたオーソドックスなボディピアスのタイプ。その片側がキャッチではなくフラットな円形なのがラブレットスタッドというらしい。おや?と、いうことは…
「これって…耳の後ろから刺さないといけない…ですよね?」
「はい。ですが14Gですので、ホールの位置が分かりやすく後ろからでも刺しやすいですよ」
「分かりました、それ頂きます!」
まあ、何とかなるやろ。
最低でも1ヶ月、出来れば半年間は差しっぱにしておいた方が良いとの事なので、体への負担を考えるとベストの選択は、サイズ14Gの長さ10mm・チタンのストレートバーベルでラブレットタイプのやつ、となる。これが耳軟骨ファーストピアス最強装備だ、覚えておこう!!
ファーストピアスも無事購入し、これで準備完了!
後は実行するのみ!!
※当時交わした会話等はうろ覚えですので、大体のニュアンスで再現しております
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