第70話 ラ〇ボーが如く
《低ちゃん、法子ちゃんをカバーしてあげて。頭ぶつけちゃう》
(あいよ。ほんのちょっとの無重力だな)
爆発で打ち上がった力と重力がつり合い、やがて発生したエネルギーが消失して車両が重力に引っ張られていく。
(落ちる体勢が悪い。このままじゃ車体が転がるぞ。復帰能力はあるんだろうなこの車)
《タイヤに付いた噴射機能で逆さまになっても戻れるみたい。あ、でも今のダメージで故障してるかも》
クソ、
爆発の衝撃も落下の衝撃も思ったより少ない。それでもカバーし切れなかったダメージは急展開したバルーンが吸収して客を守るシステムのようだ。
どのみちシェイカーに入った気分だがな。速度が出ていた分もあって回転が酷い、頭がクラクラするわ。
ガランガランと転がった車体がやっと道路脇に止まる。いっそ道のど真ん中にでも転がってりゃ車線埋め尽くして目立てたんだがな。他にも爆風の煽りを受けて制御を失った車があちこちで事故ったり、なんとかその場で止まったりしている。
死人は……たぶん出ていないだろう。フロントガラスの内側に真っ赤な液体がベッタリついてる車もあるがよ。こういうのは意外と死なないもんさ。
しっかしミサイルかロケットか知らんが、よくもまあこんな公道でぶっ放しやがったもんだ。紛争地帯かここは。
<高屋敷様、当車両は深刻なダメージを受け走行することが不可能となりました。同乗者様と脱出することを提案いたします。この損害と契約不履行に関する保証は当社が責任を持って対応いたします。CARSのご利用をありがとうございました>
諦めるの早いなCARS。死んだ後に違約金や保険金払われてもしょうがねえぞ。まあ遺族への金なんだろうがよ。
(スーツちゃん、状況は分かるか)
《ドアロックが破損してるし籠城は難しいね。相手が来る前に逃げちゃおう》
(いくら通信が効かなくても、こんなに派手な狼煙を上げたら治安部隊がすぐ気付くんじゃないか?)
《それ込みで襲ってきたとしたら望み薄ジャロ》
鼻薬をかがされて、しばらく見ざる聞かざるになってるかもしれないってか。民間の通報まで無視できるとしたら相当な大掛かりだぞ。
(向こうさんは
『Fever!!』はパイロットの不利益を許さない。害する相手は国家の指導者だろうが暗黒街のボスだろうが、未知の力で発見して残酷に殺しちまう。
ただし、『Fever!!』は稀に犯罪を見落とすことがある。大きな組織が極限まで隠蔽しても見つけ出す一方で、個人のずさんな犯行でもスルーすることがあった。
――――まさか見落としの法則性を解析したのか? あんな豪華な装備を使ってる連中が生死を賭けて博打を打ってきたわけでもあるまい。
となるとこりゃヤベーぞ。『Fever!!』の守りが無いとなったら、国や犯罪組織がやりたい放題じゃねえか。
(おいおい頼むぜ『Fever!!』さんよ、これじゃ国家規模のバカが粋がっちまうだろうが)
《トイレタイムなんでない? 後で気付くことに期待して今は最善を尽くすのジャ》
「う……」
目を回してる程度で長官ねーちゃんに大した怪我は無いようだ。明日軽いムチウチくらいにはなるかもな。
《ほれほれ、早く逃げないと囲まれるゾ。かわいそうだけど法子ちゃんは置いていくしかないにゃあ》
(……そういう訳にも
ここでオレだけ逃げたとして、残された長官ねーちゃんはどうなる? 頼みの『Fever!!』はいつ気付くか分からねえ。それに基地関係者でもパイロット以外のピンチには比較的無関心っぽいんだよな、あの高次元存在はよ。
毎日毎日、家の前に攫われた人間の体の一部が届けられたら困るぞ。そういう事を平気でしそうな連中っぽいしよ。
(スーツちゃん、えーとCARS、だったか? こいつに火器は無いのか?)
《ミサイルとかの重火器は無し。フロントの出っ張りに対人用の軽機関銃が二丁あるじょ。逆さまになってるから、ちょーっとまともに撃てないけど》
(筋力補助で逆さまになってる車を戻すか、もしくは機銃を引っぱり出せるか?)
《さすがに約3トンの車体を転がすのは無理やで低ちゃん。機銃はCARSから銃の接続部を分離できさえすれば使えるかも》
「CARS、客を守れ。役目だろ」
<申し訳ありません同乗者様。当車両にはお客様を守る方法がございません>
「なら機銃を貸せ。おまえの代わりに戦ってやる」
<申し訳ありません同乗者様。当社は銃器の貸し出しサービスを行っておりません>
「会社じゃない。おまえに言っているんだCARS」
<申し訳ありません同乗者様。当社とご契約されているお客様との契約に、同乗者様との――――>
「会社には事後承諾でオレと最上級プランを契約しろ。パイロット業の玉鍵たまだ」
<――――申し訳ありません同乗者様、当車両がお客様と直接契約を結ぶには本社との通信回復が必要です>
《はいちょっとチクッとしますよぉー》
<sdfr9tgh4huf0dfd6ferfqjhj―――――玉鍵様、当社の送迎サービス最上級プランをご契約くださり、誠にありがとうございます>
(ありがとよスーツちゃん。AIは頭が固くて困るぜ)
《改ざんの痕跡が残らないよう頑張るじぇい。一部はデータを物理的に焼くしかないにゃあ》
「CARS、右の機銃のカバーを開けろ。銃を分離できるか? オレが直接保持して使う」
<はい、玉鍵様。接続部に負荷をかけ強制的にパージを試みてみます。使用の際は銃の反動と給弾ベルトの捻じれにご注意ください>
フロント横のカバーが開口して、その下から分隊支援火器クラスの軽機関銃がせり出してきた。そしてものすげえモーター音を立てて銃を回頭させるための可動部が破損する。
《筋力補助開始。弾数はベルト式で120発。対人用で口径のわりに貫通力は低いから、アーマープレートを着込んでるような相手は急所よりそこ以外を撃ったほうがダメージになるよ》
「あいよ。CARS、悪いが少し壊すぞ」
<ご自由にどうぞ。ドアはすべて防弾仕様です、盾になさってください>
気のいい事いってくれるじゃねえの。まあミサイル撃たれたら終わりだがな。逆に殺害目的でないなら多少はこれが盾になる。
制服のポケットに突っ込んでいる手袋をつけ、フロントの開口部から力任せに機銃を引き摺り出す。うまい具合に接続部が破損してくれたようだ。いくら筋力補助があってもボルトの一本でも無事だったら外れなかったろう。よしよし、まだ運は残ってるぜ。
銃に繋がっている給弾ベルトがまるでこいつの内臓のようで、ちょっとばかし可哀そうに感じちまうなぁ。
スーツちゃんはデータ改ざんを隠蔽するために『一部を焼く』と言ってたが、今はもう仲間みたいなもんだし、できれば完全に壊さないでほしいもんだ。
《敵車両数3、内部人数予測、計15人。最初の射撃でほぼ決めなきゃ勝ち目はないよ。ギリギリまで引き付けよう》
(引き付けるっ
ちょっとでも戦闘訓練受けてる兵士ならバカみたいに全員でゾロゾロは来ない。先に二人くらいで確認に来るだろう。
つまり最初の二人を撃ち殺すときが戦闘開始の合図だ。次に後ろの13人の中でカバーのために外に出てるヤツを狙って、可能な限り一回のアタックで全員潰す。最後は流れだ。
《機銃の同期成功。スーツちゃんがCARSを経由して撃つから、低ちゃんは網膜投影した銃の射撃コースを的確になぞってね。すりすりっと》
(頼む。さすがにトリガーが無いんじゃオレには撃ちようが
ロックが破損して開きっぱなしになったドアの陰に隠れて待つ。やがてCARSの車内カメラを流用したスーツちゃんの網膜投影映像に、3台の黒い物々しいバンが停車したのが映った。
どこで止まる? 何人で来る? こちとらいい加減ブチギレてんぞ。さっさと来やがれ。ブチ殺してやる。
《心拍早いよ。ステンバーイ、ステンバーイ》
相手の数、分布、武装の種類、周囲の状況――――あまり練度は高くない? 動きが鈍いしカバーがお粗末だ。そのクセ装備は一級品。しかし、まったく着慣れていない感じを受ける。街のチンピラに毛が生えた程度の連中に、今日から成金装備させたような違和感。
(装備のわりに兵士の質が低い……というか本当に兵隊か? 練度が低いってレベルじゃねえぞ。なんだありゃ)
《会話を拾ったよ。金工、土門って言葉が出た》
―――――星天のクソ共か! するってえと、またオレを攫いに来たのかよ。一人残らず生かしちゃおかねえぞ。
(フラッシュバンを警戒―――することもなかったか。下っ端っぽい動きで4人もノロノロと近づいてきやがる。あんなガニ股が兵士なわけがねえ。マジのチンピラじゃねえか)
《チンピラが撃っても銃の威力は変わらないよ。スーツちゃんは自動小銃の弾でも通さないけど、当たったら貫通しなくても骨が砕けちゃうよ》
それは前回経験してる。あっちはロボットに載せてるもっと大口径のヤツだが、喰らえば中身がズタボロになるのは人間用のアサルトライフルでも同じだ。この体の能力が高くても耐久力は人並み。一発でも当たったらまずアウトだろう。
《コースはこんな感じ。奥のヤツはすぐ頭を引っ込めるだろうから撃ち漏らさないでネ》
俺の目にスーツちゃんが設定した最適な射撃順番と銃口を流すルートが表示された。バンの中にいるヤツは最初から除外、どうせこいつらの車も防弾仕様だろ。
見た感じ頭や胴体はメットとボディアーマーでカッチカチ、軽機関銃でも狙うならなるべく喉周りだ。どんなアーマー着てようが面積の小さい喉はだいたいお留守だからな。訓練されてる兵士なら姿勢でカバーされてなかなか撃てない箇所だが、このアホどもならガラ空きだ。
(《3、2、1―――――GO!》)
引き摺り出したクソ長い銃身を力任せに持ち上げドアに乗せた瞬間、スーツちゃんによってフルオート射撃が開始される。
……クソ、キッツイなっ! 筋力補助があっても軽量の体で保持できる反動じゃねえ。それを予想してCARSから引っ張り出したシートベルトを備え付けのベルトカッターで切って、そのベルトを銃身に巻き付けて強引に持ち手にした。そこを持って銃口が明後日の方向に向かないよう無理やり押さえ込んでる状態だ。
バババババッという7.62ミリライフル弾の遅めの連射が内臓に響くのを感じながら、予定されたコースをなんとか銃口でなぞっていく。大事なのはオレが連中の急所へ迅速に狙いをつけることだ。
スーツちゃんはCARS経由で電気信号を送って、搭載火器から弾を発射する事しか出来ない。オレが銃を振り回しておよその狙いをつけなきゃならん。アイアンサイトさえ無いから着弾を見ながら修正するしかねえのが地味に厄介だ。
フルオートに任せた流し打ちのようでありながら、ほんのわずかにある射撃の緩急。スーツちゃんが当ててもダメージが少ないと判断した箇所では射撃を控え、喉やそれに近い致命打になりそうなときだけ撃ってやがるんだろう。
すげえな、銃口が急所をなぞるほんの一瞬のチャンスを確実にモノにしてやがる。下手糞のオレじゃこうはいかねえや。
それにしても手が
跳ね上がる銃の保持も大変だが、
「つぅあ!?
連続射撃の過熱で赤熱化した銃身を思わず離す。巻いたベルトとパイロット用のハイテク手袋が無けりゃとっくに持てなくなってたぜ。
《薄くても安心安全の良い手袋だけど、あと1秒持ってたらさすがに火傷してたぞなもし》
熱気を払うために両手をパタパタさせつつ銃を見る。もしかしてこいつの冷却パーツは引き出すとき脱落して車のカバーの中か? でなきゃ120発そこらでここまで加熱しねえよな。
(人が手持ちで使う銃じゃねえからしょうがねえか――――見た感じ外にいるタコは残らず殺せたか? スーツちゃん)
何人か撃たれながらも持ってる銃を撃ってきたが、どっちかというと苦し紛れに引き金を引いたって状態だったな。最初から狙いもクソもなく、こっちに被害は無い。命中した数発の至近弾も防弾性のあるCARSのドアが阻んでくれた。
《制圧率80パーセントってところ。見えてる相手はみんな死んだかもうすぐ死ぬよ。後は車の中にいる2人だけやでぇ、低ちゃん》
(なぜ途中から関西イントネーション? チッ、この銃はもうダメだな。もう一丁引っ張り出すより敵の銃を奪ったほうが早い。行くぞ)
バンの中から敵が出てくる前に一番手前で倒れてるヤツの銃を奪えるか? 形状はアサルトカービンの類のようだが、雰囲気的にアメちゃん系譜の銃かねえ。
(現行の新しい銃っぽいが、認証装置とか余計な防犯機能は付いてないだろうな)
《たぶん平気かな。不安ならいっそナイフでも奪う?》
(……そっちだな。防犯機能が無くても自分で弄ってない銃は
近距離で撃つ限り多少精度が悪くても問題にはならないが、こんなチンピラが持ってたんじゃ新品銃でもあっさり壊してそうだ。よほど切羽詰まらない限り敵の銃なんざ使うもんじゃねえ。
遮蔽物にしていたドアから飛び出し、転がっている4人の中で一番近くてナイフの握りが見えているヤツへと走り寄る。喉を押さえてヒクヒクと痙攣しているタコから、樹脂製のグリップを持つナイフを奪って走りながら
市街地戦でナイフ持ってるのも変な話だぜ。普通はサイドアームかライフルの予備マガジンでも追加するだろうに。やっぱスポンサーからの貰い物だなこりゃ。
《正面バン。右から一人出るぞい、低ちゃん》
スーツちゃんの解析でバンの内部が半透明に可視化され、オレの網膜に敵が車内からどんな姿勢で出てくるかが視覚的に表示された。おかげで遮蔽物があろうがこっちからは丸見えだぜ。
(喰らえやボケェ!)
そしてバンから悠長に出てこようとした影に向けて、パワーアシスト付きでありったけの力を込めてナイフを投げつける。
このナイフは投げナイフではないし軽量だ。これで仕留めることは無理だろうが、二本目を奪って接近する隙くらいは作れはずだ。
「がびゅ!?」
と、思ったらメットの顔面露出部にうまいことナイフがブッ刺さって、タコの頭がのけ反った。命中箇所は左目。刀身の潜った深さから言って脳まで入ってるから致命傷だろう。
もちろんこいつらに脳なんて立派な器官があればの話だがな! あと一人っ!
もう一本を拾う間に目の前で起きた教訓を生かしたのか、バンから飛び出した敵が転がりながらメチャクチャに銃を撃ってくる。バーカ、素人が映画みたいに転がって一発だって当たるかよ! その間に楽に詰めさせてもらうぜ。
「チィッッッッッ!!」
《回避。銃と違って刃物はそこそこ
タコが弾切れしたライフルをこっちに投げ捨てて、腰から大振りの逆反りナイフを取り出した。これだけ装備の雰囲気が違うな、こいつの私物か?
《グルカナイフだね。根元に切れ込みが無いから実用品かな? 振ると鉈みたいに力が入るから骨でも切れちゃうよ》
(そりゃまた良い趣味をお持ちで。拷問とか好きそうな野郎だな)
飛んできた小銃を避けて突進が鈍ったオレ目掛け、幻惑するような軌道でナイフが振られる。
刃物同士とはいえ体格的に重量負けしちまうから鍔迫り合いは勘弁だ。
スーツちゃんによって相手の刃の軌跡予測が網膜に表示され、そこに体が入らないように立ち回る。2度、3度、敵の攻撃の切り返しのスキを待つ。
(《そこっ!》)
相手が苛立って薙ぎ払うようにナイフを振り抜いた。アクション映画のトンデモアクロバットでもしなきゃそこからフォローできる動きは
体が開いた姿勢になった男の大腿部。内股に力の限りドスリとナイフを突き込む。
こいつのズボンが防刃だろうが、スーツちゃんの筋力補助を受けて尖がった物体での一発だ、それも太腿の内側。大の大人でも殴られりゃ泣き叫ぶ急所だぜ。
「ぎゃあっ!?」
激痛で思わず体がくの字に丸まった男。オレとの身長差が埋まって射程に入ったその喉を、すかさずナイフでスパンと薙ぐ。最後は血が噴き出す前に飛び退いて終わりだ。
往生際悪く喉を押さえてフラフラしていた男の尻を蹴っ飛ばして転ばせる。やぶれかぶれで手榴弾のピンでも抜かれたらたまらねえからな。もう死ねよ、その傷じゃ助かりゃしないんだ。
(敵は他にいるか? 観測者は?)
《まだ生きてるしぶといのがひとり。あ! 拳銃を出そうと――――》
「サン、ダー、キィィック!!」
手首を壊されて悲鳴を上げるくらいには元気なチンピラ。オレの弾は喉を掠めて顎の下を砕いて頬まで抜けた感じか? 気道が潰れることも、動脈が切れることもなかったようだ。こりゃオレの誘導ミスだな。
あークソ、反省は後だ。生かしちゃおかねえとは言ったけど、ひとりくらい尋問できたほうがよかったからちょうどいいぜ。
「たまちゃん! 大丈夫!?」
手首ついでにチンピラの頭を蹴りつけて、一発で意識を刈り取った長官ねーちゃんがこっちに走ってくる。あーあ、スーツのタイトスカートで足技なんてするから。スカートが破けたうえに捲れ上がってえらいことになってんぞ。
「こっちは平気だ」
(相手が雑魚ばっかで助かった、訓練受けたマジの兵隊だったらヤバかったわ)
《フリーの傭兵か暗殺者かな? それもモグリで低級の》
(『低級の傭兵』なんて立派なもんじゃねーな。金と銃貰って犯罪するだけの真性のクソ共だろうよ)
暗黒街の食い詰めの中には個人や企業から依頼を受けて、暴行・強盗・誘拐、果ては殺人までするチンピラ連中もいる。どうもそいつら臭い。
こういった連中が構成するコミュニティの場合、大抵は仲介役が大金を得て実行犯は端金で良い様に使われるらしいがね。他人に使われている限り、危険と報酬が釣り合わないのが世の常さ。
(星天のタコは自分たち子飼いの手足を失くして、人材になりふり構わなくなったのか? けど確実性を増すために自分らの組織が持つ最新装備だけは貸し与えた、ってトコか)
「よかった! 怪我は? 本当に無いのね? もう、子供がこんな無茶をして……」
触んな触んな。返り血ひとつ付いてねえよ。オレを弄り回すより自分のスカートどうにかしろや。
《低ちゃん、法子ちゃんのストッキング越しに見える黒レースの大人パンツを凝視してないで、通信妨害してる装置がこっちのバンに積まれてるから早く止めようゾ》
別に凝視はしてねえよっ!
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