第40話 ドキドキ? 気になるあの子と同棲中(※主人公側は捨て猫拾ってきた程度の気分です)
いくら高級区画とはいえ、内見もしていない物件にいきなり知り合い入居させるってんだからオレも酷えな。
前の住居から飯やら日用品やら積めるだけ積んで、初宮と一緒に新しい
元が寮って話だったから備え付けの簡素なベッドくらいあるかと思ったら、部屋はどれもガラガラのフローリング。つまりただの箱らしい。きれいさっぱり片付けてもらえてありがてえよ、クソ。
せめて布団くらい無いとガキは落ち着いて寝れねえだろうから、今晩はオレが持ってきた布団で我慢してもらうしかねえな。オレは最悪床でも寝れるし、スーツちゃんが結構良い寝袋っぽくなってくれるから問題ねえ。
「わ、私こんな区画に一度も入ったことないよ。うわぁ……道に自然の樹木がいっぱい生えてる」
《遺伝子調整した樹木だから自然とは言い難いけどねー》
(フェイクグリーンよか良いさ。オレも毎日緑を拝める身分になれて嬉しいぜ)
地下都市は大まかな居住エリアとしてABCDのアルファベット区画で分けられる。居住に適さない場所はまた別の区切りだ。
オレが買った家はその中のA区画、高級エリアに属するお高い物件になる。純粋に土地が堅牢で利便性がよく、騒音なんかの公害が少ない場所になっている。位置的には地下都市のほぼ中央部だな。
その中央部の天井に支柱的に突っ立ってるのは『セントラルタワー』。
なんとも捻りの無い名前のこの建造物が地下都市の象徴であり、実際に支柱の役目もしているらしい塔だ。折れたらマジで天井が大々的に崩落するんだとよ。ジャスティーンがブチ当たらなくてよかったぜ。
ちなみにあのタワーは地表、エリート層に繋がっている。そのエリート層で建造されたスーパーロボットが部品単位でタワーから
一般層じゃ修理や整備、そして送られてくるパーツの組み立てくらいが限度で、
だから何度もリスタートしてるオレも、建造の最初の段階は見たことが無い。まあ組み立ても見た事ねーけど。せいぜいパーツ換装くらいか? ずっとパイロットだからよ。
「学校も近いし、ホントに寮なんだね。どうして空いちゃったんだろう?」
「んー、なんでだろう(な)」
《寮生相手に不祥事起こした地頭とかいう管理人が偉い血筋で、それを風化させるために物件としてリセットしたって感じみたい》
(チッ、どこもかしこも糞まみれだな。
《盗撮と下着ドロ。完全フェチ特化なタイプで
(……どのみち果てしなくキモいな)
女の体になってからというもの『そういう嗜好』にゾワゾワするようになっちまったよ。最悪は避けられたとはいえ被害者はさぞキモかったろうな、ご愁傷様だ。
「あ、虫もいる」
《なお加害者、被害者共に男》
(果てしなくキモいぃぃぃぃぃぃっっっ!!)
「きゃっ!? ど、どうしたの玉鍵さん?」
「……悪い。ちょっとキモいものを思い出して」
いけねえ、つい体がビクッとなっちまった。バイクで
(おいおいおい、ちゃんと部屋のクリーニングしてあるんだろうな? つーか男子寮だったのかよ。変な臭いが染みついてるとかは勘弁だぞ)
《証拠消すために徹底的に掃除したみたい。ちぢれた毛の一本も落ちてないと思うよ? 低ちゃんは落ちる毛が無いけどナー》
(O、DA、MA、RI!)
「……もしかして玉鍵さんって虫が苦手なの? 分かる!」
「ん? ああ、虫(型)は苦手だな」
オレは基本的に力押しばっかの
あいつらの『細々と壊せるが完全には破壊はできない』ってう感じの、やたらダメージコントロールに優れる中枢構造がとにかく厄介だし、予想外のヘンテコ武装を持ってたりするのも困る。
特に初見のヤツは戦う前からかなりおっかねえと感じるもんよ。人や動物と離れた見た目のせいで初動が判り辛いのも嫌だしよ。
「ふふ、玉鍵さんでも苦手があるんだね。となると、私がなんとかしないと……」
(…ん? これ本物の虫のほうか? そりゃ好きじゃねえが、キャーキャー悲鳴上げるほどじゃねえぞ)
《今日は勘違いしたままでいいんでない? 居候する罪悪感を使命感で軽減してるんだよ》
14のガキが殊勝なもんだ。こんな真面目ガールだからタコの世話なんて押し付けられたんだろうな。
(そういえばこいつの幼馴染、タコの親は基地の副長官ってんだからABあたりの良いところに住んでるかと思いきや、どっちもC区画だったな。なんでだ?)
《抽選で外れたとか、そんな程度じゃない? もしくは区画の住人に嫌がられたか》
B区画は学校なんかの公共施設に隣接していてここも金持ちに人気だ。その分ちょっとうるさいがな。あとAと比べて金持ってるだけのお行儀の悪いヤツらも多い。
そんな自分たちを棚に上げて、素行の悪そうな新参を周囲で結託して入居できないよう妨害することもあるようだな。まあ住んでからトラブルになるよかいいかもしれんが。家なんて高いもん買った後じゃ泣くに泣けめえ。
残りのCとDは似たり寄ったりで区画も大きく、大部分の一般層住人はこのどっちかに住んでいる。
最後にこの4つ以外の隙間みたいな空間を不法占拠して住居化しているのが、いわゆるスラム。もちろん巣食っているのは貧乏人と暗黒街の住人だ。
このどれにも該当しないが人の住む区画としては『基地』がまずひとつ。ある意味で一番贅沢な場所かもしれねえ。
そしてもうひとつ、『天井』ってのがある。地下都市だから上にも土地があるってわけだ。
この天井って物件はA区画よりもさらにハイクラスの金持ち専用になる。パイロット成金程度じゃ買えない『代々お金持ち』って生まれつきのステータスがある連中しか入居できない。バカと金持ちは高いところが好きなのは昔から変わんねえなぁ。
――――お、見えてきた。今日からのオレの
(おぉ、結構
《住み込みの管理人を除いて、生徒12名が全員個室に入れるからねー。屋根付きの駐車スペースもあるよん。クンフーはそこに停めよう》
(あいよ。高い買い物しただけはありそうだ)
<放送中>
「すごい……」
バイクで走行中に指で示されたのは、初宮の想像を大幅に上回るシックでお洒落な建物だった。否応なく期待に胸を膨らませた少女は初めての建物に淀みなく入っていく玉鍵に連れられて、その内装の上品さにますます驚くことになる。
(こ、これがA区画の寮なんだ。CやDとは全然違う)
遊びに行った友人の寮とはその豪華さと清潔感が大違いだ。木目を生かしたブラウンのフローリングと、暖かみのある優しい白さの壁。どの部屋の天井も高く圧迫感が無い。特にダイニングは広く、10人以上が一度に食事をしても狭く感じることはないだろう。
(新築? 普通に入居したらお家賃どのくらいかかるのか恐くて聞けないよ)
案内された個室はクローゼットを加えず8畳もあり、それぞれにシャワー室とトイレが完備されているらしい。
「初宮、管理人室以外で好きに決めてくれ。風呂を入れてくる」
初めての建物に慌てる初宮と違い、玉鍵はどこになにがあるのか熟知しているようにテキパキと住むための用意を始めていく。それを申し訳なく思った初宮は、何が出来るわけでもないが慌てて玉鍵に付いていった。
(わぁ……おっきいお風呂、大浴場だ)
まさしく贅沢の極み。そんな大きな浴室に躊躇なくパネルを操作してお湯を入れていく玉鍵に、初宮は一人でアワアワしてしまう。二人で入るのはもったいないという気持ちと、この大きいお風呂に思い切り足を伸ばして入ってみたいという気持ちが同時に押し寄せて来て何も言えなかった。
「お湯が張るまでに食事をするか」
玉鍵は途中で寄った元自宅から結構な量の荷物を持って来ており、その一部は初宮の体に括り付けるようにして運んできたものだ。
なにせ彼女の移動手段は大型とはいえバイク。積載できるスペースは限られていて、そのスペースに今日は初宮という荷物が乗っている。今日ばかりは荷台の幌代わりにされても怒る気はまったく湧かなかった。
積み込んできた荷物のひとつは保温ボックス。カポっという空気の抜けた音と共に漂ってきたおいしそうな香りに初宮は思わず容器を覗き込む。
(おぉ、クリームシチュー。こっちはお野菜のベーコン巻き? 緑のブツブツ、この茶色の包みはなんだろう?)
「……春巻きだ。コーンともやしと、そぼろ―――ひき肉に味をつけて炒めた物が入ってる」
初宮の視線に気が付いたらしい玉鍵から料理の説明が入る。ベーコンで巻かれているのはアスパラという野菜。緑のブツブツはブロッコリーという、これも野菜の一種で蒸した物らしい。
食費節約のためあまり種類豊富な食材を食べる機会が無い初宮家では、ついぞ出てこない料理と食材だった。
「玉鍵さんって、料理とか詳しい人? すごいなぁ」
「まあ、そこそこ」
彼女は褒められても表情を動かさず、素っ気ない言葉で初宮の分の容器とスプーンを手渡してきた。それは一緒に保温ボックスに入っていたせいか暖かい。
その微熱が玉鍵という少女の照れに思えて、初宮は少し微笑ましくなった。
「―――美味しっ!?」
どの料理も一口ごとに目を見開いてしまうほど美味しい。シチューはたっぷりの野菜のエキスが溶け込んでいて、それを玉鍵は『うまみ』という成分だと言った。そのうまみ成分を吸った柔らかい鳥肉がこれでもかと初宮の味覚中枢に追い打ちをかけてくるのだ。
初宮の家でゴロリと贅沢に入ったお肉にありつけるのは週に一度あればいいほうで、それもあまり質の良いものではなかった。
ベーコンのような加工肉食品は比較的安いものの、こちらは一般層でも常に黒い噂が付きまとう食品であり、内心で初宮はかなり勇気を出して口に入れている。しかし、やはりこちらも彼女が食べてきたどんなベーコンより美味しかった。
(この緑のブツブツも白いソースがたっぷりだと美味しい)
蒸すという調理法で仕上げられたプロッコリーそのものより、そこにかかったマヨネーズというソースがおいしい。とにかくおいしい。
そして揚げた油で衣のしんなりしたハルマキという料理もおいしい。中に入っている黄色のつぶと白い紐、そしてたくさん入っているひき肉が何よりおいしい。
「さすがにふやけたか……」
本当は食感がパリパリする料理らしい。どの料理にもちょっとずつ不満そうな顔をした玉鍵とは対照的に、初宮はまるで高級店に来たような感覚で終始眠っていた味蕾を爆発させていた。
<放送中>
「うーらーやーまーしーぃ!」
遠慮なく人の机をビタンビタンと叩き、妬みを露にする友人夏堀マコトに初宮はやや引いていた。だが初宮も立場を逆にすれば夏堀の妬みがよく分かるので止めてとも言い難く、そのまま流すことにした。
なにせ都市中の話題をかっ攫う美少女パイロット、玉鍵たまとバイクで二人乗りして、おいしいと評判の玉鍵の手料理を食べて、一緒に広いお風呂に入って、最後は二人で素敵な家にひとつの寝具でお泊りしたのだから。
改めて羅列するとかなりととんでもない事をしてしまっている。特にお風呂を一緒にした事と同じ布団に寝たことは特上のイベントと言っていいだろう。
(肌があんなにきれいな女の子って、ほんとに人間なのかなって思ったもの)
咄嗟にお湯がもったいないと懇切丁寧に説得して、二人で入ることでお湯のかさを増す提案をした昨日の自分。あのときはこのチャンスを逃してなるものかという、謎の使命感に突き動かされてしまったが、今は過去の自分を一発殴ってしまいたい。
きめ細かい肌はもちろんのこと、玉鍵の長く艶やかな髪も貴金属のように美しかった。そして何よりも圧倒されたのは玉鍵のスタイルの美しさである。その完成度ときたら尋常ではなかった。
(胸だけは勝ってると思ってたけど、あんなプロポーションを見せられたらこんなのただのくっついてる贅肉だよ……)
女らしいという定義をふくよかさに求めるなら玉鍵は不合格だろう。特に彼女の胸は本当に申し訳程度で、あのサイズなら小学生の頃の自分のほうがまだあったはずだ。
しかし、純粋に肉体の美しさという意味では玉鍵の圧勝であると、昨夜の自分の本能は完全に敗北宣言をした。
これが同性としての美であったなら、少しは初宮も嫉妬が湧いたかもしれない。だが玉鍵たまという少女は、まるでしなやかな四肢を当然のように生まれ持つ『獣』。ひとつの完成された存在に思えた。
あえて言葉にするのなら、『戦うために生まれた一匹の獣』。それが玉鍵たまの裸体から感じた印象だった。
(というか『お手入れ無し』であのきれいな体って、おのれ、おのれDNAッ)
いじましく手入れをしている自分がバカみたいではないか。そんな胡乱な気持ちも体験してしまったが、トータルで夢のような時間だったと初宮は思う。
管理人室に広げた布団にドキドキしながら二人で入って、けれど彼女はスイッチが落ちたように早々に寝てしまった。もう少し玉鍵とおしゃべりをしたかった初宮だが、好意で泊めてくれた友人の睡眠を邪魔するほど無遠慮ではない。
ただ、子供のようなかわいい寝顔を向ける玉鍵のギャップのある美貌と、彼女由来であろうクラクラするほどの良いにおいにすっかり参ってしまい、まったくと言っていいほど寝付けなかったのは大誤算である。
昨日は強烈なイベントが目白押しだったこともあり疲労していたはずなのに、ここに睡眠不足まで加わって初宮は午前中からもうフラフラであった。
新しい寝具は夏堀や向井と相談して受け取った『
それを助かったと思う自分と、とても残念と思う自分がいることに、初宮は朝から己の業の深さに頭を抱えている。
(私って、もしかして同性愛者? でもマコちゃんとはそんな気分にはならないし……)
夏堀はお互いに人生の不満を黒い腹の底まで掻き出しあった大親友だが、彼女に感じる感情は
(玉鍵さんて時々すごく男らしいというか、イケメンオーラがバリバリ出るんだよね。男の子だったらものすごくモテるんだろうなぁ)
ただし女の子のままでも一部の女子から熱の籠った目で見られているので、男子女子の区分を超えた魅力の持ち主と考えた方が心理的に清潔かもしれない。
「……で、由香。家のことは大丈夫なの?」
騒いでいた姿から一転、唐突に振られた話に初宮は笑って答えた。親友が会話のどこかしらで重い話題を切り出そうと悩んでいるのが丸わかりだったのである。
「うん。すごい着信が入ってるよ」
自分で思った以上に明るい声が出た。別に友人に心配させないために努力して明るく言ったわけではない。初宮の心の奥が、それだけ肩の荷が下りたことを喜んでいたのだ。
昨日から何度も録音された音声は、他人が聞いても鬱になりそうなほどの親の泣き言ばかりが入っていた。おそらく幼馴染の少年か、その親から騒がれたのだろう。
だからこそ初宮は平気だった、己の親からきれいさっぱり未練が無くなってしまうくらいに。自分は親にとってただの人生の防波堤だったのだと、流れてくる録音された声から実感してしまったから。
「私は自分のために生きる。そう決めたの」
「由香……」
痛ましそうな顔をする夏堀に初宮は笑いかける。もちろん不安はあるし、簡単だとは思っていない。けれど、誰かに従って死んだように生きるより、死に行くその寸前まで自分の世界を高らかに歌い上げていきたいと思ったのだ。
切っ掛けをくれた玉鍵の言葉は決して口先だけのものではなかった。初宮の独立のために、赤の他人のはずの彼女は真摯に手助けしてくれている。
初宮は友人と話しているのについ、自分を変えた少女に視線を移してしまう。そこには星川たちのグループに囲まれている玉鍵がいた。
夏堀、向井、初宮のグループと大喧嘩した星川たちは、それを見咎めた玉鍵の激怒を受けて狼狽し、こちらと暫定的に秘密協定を結ぶことで合意した。
すなわち、玉鍵たまというアイドルを双方のグループが交代で独占することになったのだ。今日は星川たちが玉鍵に構ってもらう日である。
調整は双方ともに慎重を極め、時に一部のメンバーが一発触発の状態で睨み合いになってしまうこともあった。主に星川と夏堀が。
この話はお互い玉鍵にはしていない。争いとして醜すぎて、下手をしたらどちらのグループも玉鍵から嫌われてしまうと感じたからだ。
だから玉鍵の中でどちらが友人として上にあるか、なんて議論は本気の殴り合いになりそうなので禁止とした。今後も協定に則って星川たちには自重してもらいたい。
(昨日までは痛み分け)
悔しい事だが、星川たちに無いリードである『玉鍵と同じチーム』というアドバンテージは、かの超エース側からすればさしたる利点にはならない。本当にささやかな、おまけ程度のポイントでしかない立ち位置。
誰かが掴もうとするとスルリと逃げていくあの少女は、こちらが気に入らなければすぐにソロへ戻ってしまうだろう。
なぜなら彼女は単機でも十二分に戦えるエースオブエース。人間関係に不快な思いをしてまでチームに固執する必要はないのである。
「どうした? 初宮」
「ううん、なんでもないよ玉鍵さん」
視線を向けたことに気付き、こちらを気遣ってくれる玉鍵。その死角で顔だけは笑顔を張り付けたまま五人のクソ女が初宮に殺気を飛ばしてくる。今日は私たちの番だと。
それでも口は出してこない。
たとえどちらの順番であろうとも玉鍵のほうから話しかけたり、近付いていくなら止めない。文句を言わないと協定で決めているからだ。この女どもが出来るのは、せいぜいああして睨みつける事だけ。
「あ、基地の帰りに買っていけるだけ生活用品を運びたいんだけど手伝ってくれる?」
「ああ」
キリキリと音がしそうなほど口を軋ませる取り巻きたちの姿に初宮は不思議な愉悦を感じ、彼女たちに心からの笑顔を向けた。
昨日からひとつ屋根の下。初宮由香は玉鍵たまと暮らしている。
※この書き物が変な方向に行きつつある自覚があり、ちよっと迷っています。観念して『百合』のタグをつけるか、軌道修正するか。でもTSなので厳密には百合ではないんですよねえ…
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