魔法鏡の能力
「師匠、本気でやってます?」
「えぇ、至って真面目ですが?」
何言ってんだこの子みたいな顔で師匠は僕の方を見てくる。
他の面子はカナリア以外は少し押されているようだった。
「周りを見てる余裕はあるんですか?」
そう言うと、地面に魔法陣が現れる。
ウェルサが一度使った魔法に似ていた。
反射的に魔力を込めて後ろに飛ぶ。
すると、魔法が発動して雷が魔法陣を包む。
上級魔法を一瞬で使うなんて、とんでもない代物だ。
「反応はいいですね」
「余裕ぶってられるのは、今のうちですよ!」
魔法を詠唱する。
詠唱した時点で、僕の魔法は彼女に筒抜けだ。
「させませんよ」
展開された魔法陣に何かを撃ち込まれる。
魔法を放とうとするが、発動しなかった。
魔法は詠唱が長ければ長いほど、魔法陣が出来るまで時間がかかる。
そこに違う魔力を組み込むことで、魔法を書き換え壊す。
魔法の核の部分に撃たれると、完全に魔法が修正できず先程のように発動せず切れる。
これが魔法破壊だ
「もう終わりですか?」
長い魔法は彼女の知識の前では魔法破壊ですべて壊されてしまう。
「まだまだ!」
こうなれば、彼女の解析できていない魔法か無詠唱でできる魔法しか対応策はない。
僕は陰魔法の陰球を彼女に向かって投げた。
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