137話準決勝第二試合

 第一試合はルミリナが押し切る形となり、続いての試合はミナVSエレナが試合を行う。

 

ゲート解錠、銃よ!」


 門と呼ばれる場所に両手を突っ込み、何かを取り出す。

 取り出したものは、銃だ。

 小さな小型の銃が取り出されていた。


「それでははじめ」


 レオがそう言うと、ミナは持っていた杖を地面に打ち付ける。

 先程僕と戦った時と同じ魔法だろう。

 エレナはというと左手の銃を下に向ける。

 右手をミナに向けて両方の銃を放つ。

 

 ミナは最小限の動きで放たれる銃を避ける。

 エレナの足元は何かが発動しようとした瞬間、パリンっと展開された魔法陣が消える。

 ミナが発動しようとした魔法を消したようだった。

 ミナは右手を前に出すと、後ろに大量の6属性の球が現れるが、エレナは弾が出来る前に銃を放ち消していく。


 魔法の起点を撃っているのか、魔法は発動しようとするが発動できないのか、消える。

 ミナが彼女の足元と魔法を放つ準備をしようとするが、全て消されている。

 展開がエレナの方が早いのか、ミナが動きながら彼女の魔法に魔法を放とうとしている。


 ミナは杖を投げると遠距離戦をやめ、彼女に突っ込んでいく。

 エレナは魔法の銃を放つが、ミナは避けながら徐々間合いを詰めていく。

 彼女の間合いを詰め、ミナは両手に魔力を流す。

 両手は大きな剣に変わり、エレナに振りかざす。


 近距離になれば銃は使いづらい為、普通は手離す。

 しかし、エレナの銃の先から魔法の刃が現れる。

 ミナの攻撃を刃で受け止めると、弾き返し銃を放つ。

 近距離も出来るとなれば、これは少し難儀だった。

 ミナは間合いを取ると再び銃弾が降り注いだ。

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