第9話

黒の男は地球軌道上からゆっくりと”南太平洋沖”へとエルフィーを降ろしていった。


「ケインズさん緊急連絡です!」

「なんだ?」

「ダクネスさんがこちらに向かっているようです!」

「ダクネスが来ているのか!?」


そのとき”宙”が沈んだ


ケインズはドラゴンの旋回している空を見上げると、あたりは急速に”暗くなり”雷鳴が轟き始めた。

あたりを”雷の閃光”が走る


ボカーーーーーン!!!


空中からドラゴンが次々と海に落ちていく


ケインズはパニックになりながら、アスカルトに連絡を急いだ


「なんだ!!!なにが起こっているんだ!」


すると空中に”無数の粒”がうごめいているのが見える


ケインズは”恐怖”で震えた


アスカルトは震えながらこたえた

「ダクネスさんがエルフィーを”月”から降ろしたみたいです、、、」


そらは曇り、雷鳴が轟く、ケインズはこの光景を永遠わすれないだろう



黒の男は巨大スピーカーで話始めた。

「ケインズ君きこえるかい?これからこのエルフィー・falnelを君に託す。シルフィーの三段階上のマシーンだ!きみなら乗りこなすことができる!いま君の不時着した戦闘機がそちらに向かっている。それに乗って、この”ロボのデッキ”にきたまえ!」


ケインズの目の前にその”船”がきた

ケインズはふるえながら、その戦闘機にのり、”そらの闇”へと進んだ。

するととんでもない巨体が現れ、一見すると超巨大空中戦艦が”現れた。

そのデッキに到着すると、ケインズはパイロットルームへと進んだ。

「よく来たねケインズ君!今日からこの機体は”君のものだ”!生体認証はすませておいた!”実習”でシルフィーの機動検査は受けているね!操作方法に違いはない!思う存分”暴れたまえ”!ではぼくはしつれいする。仕事があるからね。ちなみにそこらへんのドラゴンは討伐しといたよ!あと、あくまで”ドラゴンには傷をつけてはいけないよ!もし、そうした場合、君は軍法会議で”死刑”になるからね!では!」


黒の男は自分が乗ってきた”ガルファー・ファンネル”に乗り換えて、足早にさっていった。


ケインズはパイロットシートに着くと、しばらく”放心”していた。


「、、、ケインズ!!!、、、ケインズ!、ケインズ聞こえるか!?」

無線からえどやムサシの声が聞こえる。

ケインズこの”ちから”に”強い恐怖”を抱いていた。

自分の内面の弱さと”この戦いの大きさ”にふるえていたのである。

自分の内心と見つめあい、自分が本当にこの”ちから”をあつかえるのか疑問に感じていた。

「ケインズ!応答しろ!ダクネスからは聞いている!おまえが気を取り乱してどうする!ちゃんと反応しろ!」

ケインズは気を取り戻して答えた。

「こちらケインズ!ただいまエルフィーのパイロットとなった!作戦の現状を伝えろ!」

「しっかりしろよな!そんな”大きいおもちゃ”をゲットしたんだ。遊ばなくてどうする。」

ケインズは笑いながら、自分の周りには”仲間”がいることを実感した。

・・・全部ダクネスがぼくにくれたものだ・・・



「では”次の作戦”に移行するよリリス。今回は”ドラゴンブレイズ”龍滅刀”をこのせかいに召喚する!ドラゴンにはめいいっぱい暴れてもらおう!”次のストーリーのために。」

黒の男は暗く、にやにやとほほえんでいた

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