第8話

「スカイシップ展開!これから地球軌道上まで上昇します!」

空中要塞スカイシップは”宙”へと進んでいた。

「ダクネス!月まで行くのか?」

「その通りだよ、ボールちゃん!月のグランダ基地にロボ6号があるからね!」

「エルフェー・falnelですか!?」

「その通り!超巨大ロボだ!だれをパイロットにするかはまだ決めてないけどね!」

「ムサシ君はどうですか?」

「ムサシ君はエネガールドを使いこなさないといけないか・・・やはり適正は”ケインズ君”かな。」

「でもケインズ君は今そうなんしてますよ。」

「ならコインちゃんに任せようかな。」

そこでデビルエドがつぶやいた。

「いや、ケインズ君にたくそうよ!一番エルフェーの適正が高かったんだから!それにエルフェーは”全長3キロ”、”総ファンネル数60兆”、そして全身に兵器を収め、自立AI型ミニロボ3万を収める”超大型ロボ”です!これを”感覚直観”で”演算計算”できるのはケインズ君しかいないよ!」

みな黙っていた。

すると”黒の男”はつぶやいた。

「わかった!みんなの総意だ!ケインズ君にたくそう!ぼくは先に月に行き、機動調整をしておこう!」


黒の男は自前のロボ(ガルファー・フィンネル)を動かした

「ではデッキ、月には先に行かせてもらう!ではブラック・フィネスト出る!」

黒の男のロボはスカイシップから”宇宙空間”に飛び出した。

月のグラナダ基地に近づきながら機体を旋回させ、「フレーム」に連絡を取った。

「リリスきこえるか?これから月の”エルフィー”を出す!”りゅうちゃん”の様子はどうだ?」

「りゅうちゃんは順調に地球支配を進めているよ。でもりゅうちゃんもロボット乗りたいって言ってたよ!」

「わかった!ならヒューマノイドタイプ変更してよいと言っといて。”ナルガラス諸島”に一律にA級ロボは準備しといたからそれ使ってよいよ!あと”シナリオ”はわかっているね?これで時代は次の世界へと導かれる!りゅうちゃんには思いっきり”暴れてよい”と言っといて。地球の損壊度調整は”デビリーちゃん”にまかせるよ!」

「まだ全然攻めていけるって”クロエ”と”オニビチャン”が言っていたよ!」

「じゃあ、ためしにエルフィーは俺が試し乗りさせてもらおう!」

「”了解しました!”」


黒の男は月の基地の入り口に降り、エルフィーの機体を”地下”から上面に出した。

大きく雄大な”それ”はすべてを破壊する”破壊のロボ”である。


黒の男はエルフィーの内部にガルファーを格納した。そしてエルフィーの運転席に移った。そしてスカイシップに連絡を取った。

「こちらエルフィー!いまから起動し、地球圏へと進行する!」

「了解!こちらが誘導しますか?」

「いや、良い。こちらで”ケインズ”の居場所はわかる”南太平洋沖”へと出発し、この機体をケインズにわたす!後援の支援をお願いしたい。おそらく、かなりの”ドラゴン”がいる後方でそれの対処をしてもらいたい!」

「了解しました!」

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