（四）

　翌週、元彼夫婦がまたやってきた。彼らは先週と同じように、店の窓際のテーブル席に座った。ベビーカーを置くと、彼は席に着き、周囲を見回す自分の子どもを見つめていた。その間、彼の妻がカウンターにやってきて並んだ。

　私のレジに彼女が来て、注文を聞いた。ブラックのホットコーヒーに、カフェラテ。そしてサーモンのクラブハウスサンド二つの注文だった。

　ドリンクとサンドイッチのオーダーを別の仲間に任せ、私は会計をした。


（続く）

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る