魔女と僕 

「野垂れ死ね。」


そう、実の親から言われることがあるだろうか。それがあるんだ。そう今。目の前に起きていることだ。


僕は今。捨てられたんだ。実の親から。結局、産んだくせに僕はいらない存在だったらしい。


自由だよな。

僕もこいつらのことは嫌いだったけど。


まぁ。捨てられた以上、生きる術は自分で見つけないといけない。


服は最低限、今のを着ればいい。食べ物は…ゴミ箱を漁せば良い。食べ残しが有ればいいけど。住む場所は…路地裏だな。


こうして、僕の独り立ちもとい、ホームレス生活が始まった。


が。数日で限界がきた。


食べ物なんて都合よくあるわけではないし、路地裏だと、鳥やら、小動物達に襲われることもあった。


そして、何より、暇だ。誰とも喋らないし、やることも何もない。


三大欲求は食欲と睡眠欲求と暇を潰したい欲求であるとは、よく言ったものだ。

まぁ、誰かから聞いた話だが。


今はもう夕暮れだ。が、今日の食糧はない。しかも、ここ最近は冷えるので、火が欲しい。


ので。食料と、暖を取るものを探すため、歩き出す。



この時間で、あったかい格好をしていないのは僕ぐらいだった。


ふと、見ると、青果店がそろそろ閉める時だった。


…いいよな?生きるためだし。


そうして、タイミングを見計らい、リンゴを持って走り出した。そう。盗んだんだ。


案の定というべきか。バレるのにそう時間はかからず、青果店の店の人が走って追ってきていた。


僕は草むらに体が完全に隠れるように潜る。


すると、日は落ち始め、何も見えないような環境になってしまった。


よって、店の人は観念したのか、何処かへ行ってしまった。


そして僕はリンゴをかじる。


数日ぶりのまともな食事で涙が出てきた。


そして、食べるのに夢中になり…


全て平らげてしまった。食べ終わり、いざ出ようと思ったが…


周りが暗すぎて、何にも見えないのだ。


そして一気に怖くなった。


周りが暗い。周りが見えない。光がない。先が…ない。


その時だった。一つ目障りなほどに光る何かが目の中にちらついた。


それはまるで…蛍のようだった。


その蛍の光についていく。


そして、開けた場所に出る。


まだ夜が明けていないのにも関わらず、少しだけ明るく、周りが木ばかりなのに、陰鬱いんうつな雰囲気はなかった。


そして、そこに向かおうとする様に、蛍は森の中に入って行ってしまった。


それについていくように僕も草むらから出て行った。そして、知りもしない森に入っていく。


森の中には道があって蛍はその道どうりに進んでくれる。まるでついてきてと言っているように。


そして、数分歩いたのち、家が見えてきた。木でできたなんとも言えない家。


なんとなく、不思議な感じがする。


そして、蛍は家の窓の隙間から中に入っていってしまった。


僕も同じように。その家の扉を開けてしまった。


「あら?今日は誰も来る予定はないのだけど…。」


そんな明るい雰囲気の声が聞こえた。


「…あぁ。ごめんなさいね。君はどうやってここまできたのかな?」


そう問われる。すごく怖い。口が開かない。喋り方を忘れてしまったみたいだ。


「…わからないくちか。…キミ、ここに座ってくれる?」


怖くて言いなりにするしかなかった。僕は操り人形になったみたいだ。この人の。


「さて。キミ、名前は?」

「…な…まえ…?」


さて。名前なんて僕にあっただろうか。必死に苦痛の日々を思い出してみる。


呼ばれ方なんて、奴隷だの、ゴミだの、ガキしかなかったな。


「無い…。」

「…え?」

「名前…ないです…。」

「…あぁ…なるほどねぇ…。」


そう言われ、静寂が続いた。


「…じゃぁ…君の名前は“レオ”なんてどうかな?」

「レオ…。」


そう名前を口ずさむ。いい響きだなと思った。


「では!名前がこれでわかったのでここにどうやってきたかを見てみましょう!」

「…みる?どうやって?」

「それはね〜」


そう言って棚を漁り始める。出てきたものは。


「こちらの水晶玉です!」

「水晶玉…そんなもので?みえるの?」

「もちろん!」


そう言って、本を開き、水晶玉に手をかざした。


すると。


水晶玉にさっき、蛍の光についてきて、ここにたどり着いたことが映っていた。


そして、逃げてきたこと、盗んだこと、そして、捨てられたこと。


そこで水晶玉には何も写らなくなった。


何も見えなくなったので、ふと、この人の顔を見ると、涙を流していた。


どうしたらいいのかなんて僕には分からず、ただ泣いているのを眺めるしかなかった。



「泣き止んだ?」

「うん…ごめんちょっと感極まっちゃって。」

「僕の今までに?」

「そう。でも、大丈夫。もう決めたの。」

「何を?」

「君を引き取る。今日からここに住んでもらう。」

「ここに?」

「そう。この家に住んでもらうの。」


何を言ってるのかわからない。なんで今日会ったばかりの僕を引き取るのだろう。


「…なんで?」

「え?」

「なんで僕なんかを引き取るの?」


そう言うと、その人はいきなり立ち上がって、僕のそばまできた。そして、僕と目の高さを同じにした。


「…そんなこと思っちゃダメ。」

「え?」

「君は今まで酷い親の元で過ごしてきて、自分という人間に存在価値が見出せないと思ってるかもしれない。でもね。自分を認めてくれる人を見つけるまで『僕なんて』って思っちゃいけないの。わかった?」


…。


「…君を必要とする人はいるよ。」

「どこに?」

「ここに。このマギサさんが必要としているのだ!」


なんて急に言うから、笑ってしまった。


それに釣られて彼女、マギサさんも笑っていた。


「じゃぁ、決定ね!レオくん!君は今日から私の家族だ!」

「…うん!」


と、言ったものの。


いきなりなので、あまり、準備できることもなく、ご飯は果物をもらった。お風呂もなるべく短時間と、ということで二人で入った。


…誰かと一緒に楽しむということがこれだけ楽しいことなのかと思った。


「マギサさんって、なんでこんな森の中で暮らしているの?」

「んー。君と同じ…だからかな。」

「僕と同じ?」

「そうだねー。私もね、できれば街で楽しく過ごしたかったの。」

「…話したくなかったら、話さなくてもいいんだよ?」

「ふふ。大丈夫だよ。それでね、君の親みたいな、殴ったり、蹴ったりする人が私を追ってきて。結果、ここまで逃げてきたんだよ。」

「僕の親がそういうことするのなんで知ってるの?」

「君の体、怪我ばっかりだったから。」

「…。」

「だから、治しといたよ。痛々しいのは嫌いだしね。」

「治しといた…?」


よくよく体を見ると、手首の切り傷も、腕の裂かれ傷も、足の青痰あおたんも、額の火傷も。何にもない。勿論、痛みも。


「どうやって?」

「へ?」

「どうやって治したの?」

「どうやってって…。」


そこで、黙ってしまった。


「…あ、話したくないんだったら…」

「ふふ。大丈夫だよ。」


そう言って、頭をポンポンとされた。


「ちょっとね、迷ってて。」

「言うかどうかを?」

「そう。」

「だいじょーぶ!ぼくは口かたいよ!」

「うん…そうだね。話そうかな。」

「ほんと?」

「ほんと。…治したのは…『魔法』だよ。」

「まほー?」

「そう。魔法が有ればなんでもできるの。例えばね…」



「あ、起きた。おはよー。」

「…ひっ、ごめんなさいごめんなさい…」


起きたら反射的にそう言ってしまう。それだけ、刷り込まれていたんだ…。


「あ、そうか。…大丈夫だよ。痛いことは何にもしない。」

「…。そうだった…」

「思い出した?」

「うん。あの…ごめんなさい。」

「別に大丈夫だよ。気にしてもないしね。」

「ごめんなさい…」


そう、謝り続けた。すると…


「大丈夫だって。」


そう言われ、ハグされた。あったかくて、心が休まる気がした。


はじめての感覚だった。


はじめて、他人に体を預けた。


「…もう、大丈夫?」

「うん。大丈夫です…。」


そうして、自分の顔が赤くなっていることに気づいた。


「顔洗っておいで?」

「あ、うん、わかった。」


そう言って、顔を洗いに行った。


眠い気なんてもうすっ飛んでいるが、冷たい水で顔を洗う。


そして、リビングに戻ると…


パンが飛んでいた。もちろん比喩なんかじゃない。焼かれたパンが飛んでいたんだ。

そして、皿にゆっくり着地した。


「な、なにこれ…?」

「…?パンだよ?知らない?」

「パ、パンは知ってるけど…。そのパンが飛んでいるのは何?」

「魔法だよ?」

「魔法?」

「そうだよ。昨日話さなかったっけ?」

「なんか聞いたような聞いてないような…」

「まぁいいや。朝ごはん食べて?」

「はい…」


そして、席につき、パンを頬張る。


「それじゃ、改めて、魔法について、話そうか。」

「はい。」

「魔法っていうのはエネルギーのことだよ。」

「エネルギー?」

「そう。明るいのは光エネルギーのおかげ。あったかいのも、熱エネルギーのおかげ。」

「じゃ、体が動くのは?」

「運動エネルギー。そして、エネルギーは必ず、別のエネルギーに変わるだけで、エネルギーの総量は変わらない。」

「うーん…。」

「…まぁ、わからないのも仕方ないか。」

「…それって僕もできるの?」

「…お、やってみたいの?」

「うん…やってみたい…。」


そうして、外に出る。


昨日と違う明るい森は、今まで見た世界とは裏腹に明るいものだった。


「良ーい?!そこで動かないでおいてね!」

「はーい!」


そう言って、マギサさんは、宙に浮いた本を開いて、宙に円を浮かべ始めた。そしてその円に模様ができてきて、魔法陣と呼べるほど綺麗で華やかなものになった。


「シャグラ!」


そう言うと、大きな風が吹き、大木が倒れた。

次に、


「グロム!」


というと、大木が元に戻った。


すごい‼︎と、正直に思った。

そして、さっきの会話を思い出した。


あれ?僕…あれを…やるの…?


「みてた!?レオくん!」

「はい!見てました!」

「今度は君の番だよ!」


そう言って、本を投げてくれる。それをキャッチし、本を広げる。


本を見るや否や、情報が脳に流れ込んできた。


「この本は魔導書って言って、魔法を使うために必須なもの。導きだよ。」

「な、なるほど…?」


そして流れ込んできた情報を咀嚼しながら、とりあえずやってみる。


すると…


さっき見た魔法陣とは比べ物にならない、大きな円ができた。


「ふぇぁぁあ!?」


いきなり大声で驚くマギサさん。


そして、円の中身を描いていく。


そして陣ができた時。凄まじく力が吸われる感覚がした。


そして。魔法は空打ちした。


そう。力が消えていった。


そして、意識を手放した。



「……て…」


声が聞こえる。


「…きて…」


この声は聞き覚えがある。


「起きて…」


マギサさんの声だ。


「起きて…!」


そして。目を開ける。


なんと僕はマギサさんに膝枕をしてもらっていた。


「…え??あれ?…え?」

「レオ君!起きた!?」

「え…と。はい…。起きました…。」

「よかった…。ごめんね。私が魔法なんて教えようとするから…。」

「…違うよ。僕がよく知らないで魔法なんてしたからだよ。」

「レオ君…。」


そう言うマギサさんの目は若干涙が浮かんでいた。


昼食を食べた後、魔導書を読むことに。


『魔法には属性がある。基本は七曜だが、現在は、エネルギーとして、代替だいたいでき、名も、七力として、変わっていった。』


「この“七力ななちから”ってなんですか?」

「“七力しちりき”ね。昔は『日月火水木金土』だったんだけど、今は『光火木水岩風闇こうかもくすいがんぷうあん』なんだよ。」

「こうか…?もくすい…がんぷあん…??」

「まぁ、こんなのは覚えなくてもいいかな。覚えて欲しいのは、魔法の打ち方だよ。」

「あ、はい。」


『魔法を打つときは、魔法を打つ!と言う意識を必ずする。どうしても魔法は変に意識を逸らしてしまうと、魔法が打てない。』


「なるほど…だからさっきのは…。」

「さっきの魔法を空打ちした時、何に意識していたの?」

「なんだろう…。…魔導書の流れてくる情報ですかね。」

「…え?あの本から流れてくる情報を必死に聞き込んでいたってこと!?」

「そうですね…。そう言うことになります。」

「信じられない…」



その後、日も暮れてきて、夕ご飯の食料を調達することに。


「てい!」


そう言ってマギサさんの手にあった小さな魔法陣から青色の波動が出て、木の実に当たり落ちてきた。


「す、すごい…!」

「へへーん!こんなもんよ!」

「じゃ、じゃぁ、僕も…!」

「ちょ、ちょちょちょちょ…!それはダメ!」

「え?なんで?」

「そんな…可愛い声で言わないでよ…。でもダメなの!もうちょっと、練習してから、実践してみよう。ね?」

「う…うん…。」


マギサさんに食料を取るのを任せっきりにしてしまい、僕はちょっとへこんでしまった。


あとは、お肉が欲しいと、少し、森の奥の方に行く。そして、マギサさんがいきたい場所があると言って、そこまでついていった。


すると、そこには小さな小川と、小さく光る、蛍みたいな光。


そんな光る小川で釣りをするマギサさんについで僕も釣りをした。


「結局、魔法出来なかったなぁ。」

「はは。大丈夫だよ、まだできなくても。これからできればいいからさ。」

「そうだけど…でもなんで、あんなにおっきな円になったのかなぁ。」

「それはきっと、魔法を使うのに適した体なんだよ。だからきっと、使えるようになったら、私よりもいっぱいの、強い魔法ばっかり打てるかもねー!お、きた。」

「…。…あ、きた!」

「釣れた?」

「うん!」

「よかったじゃん!」

「…。」

「…。なんかすごいね。レオ君は。」

「何が?」

「いざって時に動けて。」

「いざって時?」

「うん。ここに来た時も、魔法を打った時も、全く知らないし、やったことないのにやって見せて。」

「それは…よくわからない。」

「でも、それができるってことはすごいってことだよ!わかった?」

「うん!」

「じゃ、帰って、この魚を一緒に食べよっ!」

「うん!食べたいっ!」


動物の肉は取れなかったが、魚は取れた。



僕たちは満足をし、家に戻る。


歩きながら。こんな楽しい時間が続くといいなとぼんやりと思った。


すると、マギサさんにぶつかった。


「あ、ごめんなさい…あれ?なんで止…」

「レオくん…戻って、川まで!」


そう言われて、反射的に、飛び出し、逃げてしまった。

でも、逃げている時、女の人特有の叫び声が上がった。僕のお母さんも、お父さんに連れていかれる時、あんな声が出ていた。


助けなきゃ。


『…。なんかすごいね。レオ君は。』


助けなきゃ。


『いざって時に動けて。』


そうしないと、僕はまた…。


そう、思って、茂みを使って、さっきのところに戻る。


マギサさんは、男の人3人に囲まれていて、男の人はみんな、包丁とか鉄砲を持っていて。

瞬時に、これは助けられないと思った。


見ているしかできない。


「おい、兄貴、いくら切ったって、傷が治るんすけど。」

「魔女は不老不死と聞く。」

「マジで!?マジかよ〜お嬢ちゃん〜!」


破裂音みたいな音が静寂を貫く。


「おぇ、く」

「お、おぉ〜。ほんとみたいっすね。」

「でもどうするの?こいつを殺すのが目的なんでしょ?」

「なら…」


殺す?それって…

なんで?人間は魔女を動物みたいに扱っているって言うこと?人間と同じ形をしているのに。


そりゃ、お前らにとって要らないのかもしれないけど、僕に、とっては、大事な恩人なんだ!


家に向かって走る。家の中には、魔導書があったはずだ。


「あそこに閉じ込めて、燃やせば?」

「やめ、て…」

「ほう。それで?そんなんで死ぬもんなんすか?」

「苦しみ続ければ、自ら死を望むだろ。どうせ死ぬ魔法も持ってる。」


僕と、マギサさんが家にぶち込まれるのは、同時だった。しかも、僕がいるのはきっとバレていない。


ひとりの男が、マギサさんの足を巻き込みながら、長い包丁を突き刺した。もう一人は、両手を壁につけて、至近距離で、鉄砲を打った。最後の一人は、火炎瓶を落とした。


そして、男たちが家を出た時、家が激しく燃え始めた。


僕は、這ったまま、魔導書を掴む。

外に出る。

そして、本を開き、情報をそのまま、受け入れて、咀嚼する。


とんでもない大きな魔法陣を作る。

相手は3人。

必ず…消す‼︎


「ネズグラ‼︎‼︎」


反動が強くて、体が震えてくる。だけどこれでやらないと…!


魔法陣の光が淡くなり、弱まった時、魔法陣の向こうは無かった。


すると、身体は後ろに倒れてしまった。


起きなきゃ、起きなきゃ。

マギサさんが、マギサさんが。

燃えて、燃えて。


唯一動いた左手で掴んだものは、誰かの包丁だった。すぐさま、振り下ろす。

痛みで神経に電気エネルギーが流れ出す。きっと、これで起きれる。右手はもう動かないけど。


家を見る。それは、残酷な火の海みたいだった。とてつもない大きな蛍みたいな。迷わず、僕は突っ込んで行った。


ズキズキ痛む。体が固まっていく。熱くて逃げ出したい。でも。でも。


助けなきゃ。


『でも、それができるってことはすごいってことだよ!わかった?』


助けなきゃ。


熱くなった、刃も弾も、溶けてて、身体はぐったりしていた。


すぐに、火がない、場所に、遠くに…!


「レオ…君?」


安全な、場所に、運べ…!


「助けに来てくれたのかな。」


マギサさんが、助かるように…!


「不思議だ。見えも、聞こえもしないけど、レオ君だってことがわかるよ。」


外に運び出せた。


大丈夫!?マギサさん!?


言おうとして、気づいた。声が出せない。


「きっと。レオ君だよね。」


そう言って。マギサさんは、腕を背中に回してきた。


…。


「ありがとう」


僕は涙が流れてきて、そんな涙は味がしなかった。

そして、痛くも無い体で、1人の魔女を看取った。




呪いは続く。これはそんな魔女と僕の魔法の呪い。

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