3. 放課後
「ねぇ,帰りにパン屋さん寄らない?」
机の上に大量に配られたプリントを整理していたら,彼女が話しかけてきた。
「いい,けど……もう片付け終わったの?」
「終わったよー! 手伝ってあげる」
目の前でテキパキとプリントを分けていく彼女を見て,思わず手が止まる。
「す,すごいね」
口を開けたままじっと見てしまっていたことに気付き,慌てて口を閉じる。のろまだと思われたかな。
「そう? 妹のやつ,よくやってるから」
えへへ,と笑う彼女は,照れたように頭を掻いた。
別れの季節に桜は咲いて 夕焼けに憧れる本の虫 @sunset_mushi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。別れの季節に桜は咲いての最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます