第3話 なんか面倒くさくなってきたぜ!

(それなのに、どうしてだろう)


「好き」で構成された世界に


思い通りに動かせる世界に


(疲れた)


イメージを吐き出すのに疲れた。

ナツキを制御することに疲れた。


(まずい、このままじゃ俺、ナツキのことが嫌いになってしまいそうだ)


次の指示を待つナツキをほったらかしにしたまま

和哉は意識を深く落としていった。

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