第14話 入試ですか?
ステータス!
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名前:ポーラ・シュリンガー
年齢:10歳
状態:健康
レベル: 10
体力 : 30
力 : 15
守り : 10
魔力 :200
知力 :180
素早さ: 10
器用さ:150
運 :100
スキル
・水魔法
・身体強化
・気配察知
・魔力感知
・体術
・ナイフ術
固有スキル(隠者効果中)
(☆除去術:全てを除去できる術。除去できるものは熟練度に依存。)
(☆隠者 :隠れる隠すことが出来る。効果は熟練度に依存。)
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魔物狩りの効果は中々にいいレベルアップになった。
新しくスキルも生えたし嬉しい・・・。
週末は家族で朝食会の日だ。
いつもは基本的に一人で食事をして、
週末だけ朝食か夕食で家族と食べる風習のようだ。
「ポーラ!来月に王都の学園の入学試験だが、どうだね?
勉学の家庭教師はつけようか?」父
「え?入試!?どのような試験内容なんでしょうか」私
「読み書き、計算、特技披露って所だな!」父
「それならば、ポーラには必要ないのではなくって?」母
「ああ!一応聞いただけなんだがな・・・」父
「そうなんですね。多分大丈夫と思います」私
「そうか。先生にも一応談してみなさい。
あの方も学園卒業した貴族家の方だからな」父
「はい。わかりました!」私
へえ・・・名前に苗字があるから貴族家とは思ってたけどやはりね。
問題は特技披露なんだけれど、
どこまで自分の実力を出せばいいのか分からない!
「なに?特技披露をどこまですればいいのかじゃと?
水でいったい何が出来るのじゃ?」先生
「あの・・・ではお見せしますね!」私
水を出して、氷にして、又水にして、沸騰させて、蒸気にして、
蒸気で花の模様を浮かび上がらせてあげると、
先生は口をアングリして声が出ない様子だった。
「それで、先生・・・?」私
「これは・・・水魔法でこんなことが出来るというのか・・・
いや、できているんじゃからの!!うむ・・・。」先生
「先生?」私
「ポーラ、お前さんがどう生きたいかじゃな。
注目され、生きて行きたいか、陰でひっそり生きたいかじゃ。」先生
「それはもちろん穏やか生活したいです。」私
「やはりの・・・。ではその力は極力見せてはいかんな。
せいぜい水を造形して操作したものを見せてやれば大丈夫じゃろう」先生
「分かりました!」私
その日から水を精密にコントロールできるように頑張った!
花とか人とか再現することは簡単だった。
見たイメージのまま水の塊に反映させるだけだったから・・・。
ただ、水の輪を作り、凄く細く高速に水を流していくと、
カッターが出来てしまった。
お遊びのつもりが結構本格的に危険物的な物だった。
でも、攻撃的な事は水魔法では出来ないと言われていたけど・・・。
出来ちゃったな・・・。
これ・・・使っていいのかな・・・?駄目だよね?
でも水だから良いのかな・・・?
先生とは身体強化をしながた体術訓練を行っている。
「ポーラ!その掴んで投げるのはなんという技じゃ!?初めて見たぞ」先生
「あ!なんとなく閃いたのです。
結構有効な技ではないかと思ったのですが・・・」私
「何?閃いたじゃと?なんかのスキルか?」先生
「スキルには載ってないのであくまで体術の延長かと・・・」私
「ほう・・・。
その技が体術の熟練度に応じて発現してくると言う事かもしれんな!
これはかなり有効だ!ドンドン練習すると良いぞ」先生
「ありがとうございます」私
前世の柔道と合気道の技を知っていて、
やってみただけだったけど、使えそうですね。
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