第13話 魔物狩り
先生の進言により、すんなりと魔物狩りの許可が下りた!
まさかお父様が許してくださるなんて・・・。
「よしポーラいくぞい!」先生
「はい。」私
「ん?どこにおるポーラ!」先生
しまった・・・無意識に発動させてしまってた!
「ここです!」私
「ぬお!なんじゃお主!隠遁が使えるのか!!」先生
「いえ・・・気配を消そうと一生懸命で・・・隠遁というのですか?」私
としらばっくれてみる・・・。
「む・・・そうじゃの!
しかし、お主を認識できなくなると、守れなくなるでな!
消えないでおくれ!」先生
「分かりました!」私
といった、ちょっとしたハプニングもありました。
が結局先生と手をつないで森まで向かいました。
先生の手は柔らかくて温かかったです。
なぜ、こんな爺さんに男を感じているのだ私は・・・。
はじめての相手はゴブリンだそうだ。
「ホレ行っておいで~」先生
え?突き放し・・・?
緑色で小ぶりで、下半身が大振りで・・・!
ゲギャギャと私に向かって走り寄ってきていますね!
下半身が、すごい暴れていて、目に余る。
「除去します!!!」私
直ぐに下半身を除去して差し上げました。ふふふ
ゴブリンはそのままバランスを崩したのか、
意識を失って痙攣を始めた!
どうしたことでしょう?
まさかゴブリンの脳はあそこについているのかしら・・・?
でも、脳にズブリとナイフを刺して止めを刺さないと危険だ。
眉間をナイフで思いっきりぶっ刺してやりました!!
が、うっ・・・。臭い・・・。
「ポーラ!お主がこれを?」先生
と声をかけられました!
「へ?なぜ先生がそのような物をお持ちで?」私
「おそらく、お主の術でワシの頭上にこれが降ってきたのだ!」先生
「くさ・・・ごめんなさい先生。もう少し離れていただけますか・・・。」私
「な!!・・・わしが一番臭いのじゃぞ!!!」先生
と先生がお怒りなのも分ります。
あの物体の先からあふれ出てくる白いものからの凄い異臭が・・・!!
相当に臭いです!
先生は頭から全身にネットリされてて、可哀そうです・・・。
しかし、なぜ・・・?
除去と言う事は消去ではないということだから、
除去された物はどこかに取り出されて・・・
そうか!こういうことになるんですね!
今まで除去した物はどこかに捨て置かれていたと。
これは検証が必要ですね。
そうだわ!
任意で除去した物を特定の場所に出せないかしら・・・。
「先生失礼しました!少し動かないでいただけますか?」私
「う!な・・なにを・・!」先生
シュワシュワ!!!
「ほ!?なんじゃこれは!
粘々が全て無くなってしまったぞ!!臭いまでも!」先生
良かった成功ですね!
「先生、
実は私には除去という術がありまして、
熟練度によりますが、何でも除去できてしまうようなのです。
それで今、先生の被っていた臭いものを全て除去させていただきまして、
そこの穴に移してみましたの。
被害を与えてしまい、すみません。」私
「なんと!お主その能力は・・・」先生
「ええ内緒です。
でも、先生には以前にも見せてしまいましたし、
今回は不快な思いをさせてしまいましたので、
謝罪をこめて、スキルの公開とお話しをしたところでございます。」私
「うむ・・・なるほどの・・・完全に使い切れていないのか?」先生
「そうですね。
この除去という術を理解できていなかったようです、
除去したものは消去ではないために、
先生に除去物が放出されていたのを確認して初めて気づきました。
先生が被害を被っていただいたことで判明したんです!
・・・ありがとうございます」私
「お転婆は少し控えて欲しい所じゃが、追々上手になっていくじゃろう!
何とかフォローするわい・・・しかし一旦その術は禁止じゃ!」先生
引き続き、今度は除去を使わず魔物を沢山狩っていった・・・
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