第7話 スキルの確認

家に帰るとマーサ一同がお祝いの席を用意してくれていて、

両親と和やかに食事をした。


食事中の会話で、水魔法について聞いてみたところ、

水魔法というのは魔法の中で、

最も実用性の無い魔法と言われているようだった。

攻撃性がほとんどないのだという。

水を出して飲み水の確保や、掃除に使われたりと、

メイドや家政婦に重宝される魔法なのだという。

へえ~そうなんだ・・・。


でも私は、前世の記憶を融合した人間。

水魔法を操って見せるよ。

と、意気込んだ。

その前に、固有スキル。

なんか凄そうだけど・・・

除去できる?

そんなの凄すぎじゃない?

こわ!

チョットずつ試していこうかな・・・。


豪華な昼食の後は、自室に入り、スキルの確認をすることにした。

除去だが、意外に怖いというより面白かった!

布団についてる菌や虫を除去したいと思ったら、シュワシュワシュワ!

って蒸気が上がった。

これで除去出来たって意味なのだろう。

布団を触ったら、除去完了って感じれたから出来たなのだろう!

ファンタジーだ!凄い!楽しくなってくる!!

天井に付いたシミの除去も簡単に出来てしまった。

凄い楽しい!

こんなの、すぐ調子こくに決まっている・・・・

魔力切れを起こしたようでした。

丁度ベッドがあってよかったよ。ぶっ倒れたのだ。

昼寝してると思われて、魔力切れでぶっ倒れていたとは気付かれなかった。

これで魔法禁止なんて言われたら、たまったもんじゃない!


ぶっ倒れてしまったおかげで、夜になっていた。

今日の魔法の練習は終わりだな!


翌朝、早くから私は庭に出た。

水魔法の練習というか実験をしていた。

魔法はイメージをより強く具体的にすることで、

より強力に現象が発現すると言う事をお父様に聞いていた。


イメージイメージ・・・。

原子分子の結合からイメージしてみる。

夏のプール・・・気持ちよかったな・・・。

ドッシャー―――――――――――!!!

庭に大洪水をおこしてしまった!!

「へっ」私


「お嬢様!大丈夫でございますか~!!」庭師のニック


「はい。ごめんなさいせっかくのお庭を・・・」私


「いえいえ、お嬢様が無事でよかった!」ニック


「お嬢様これは!どうしたのですか?」マーサ


「魔法でこんな風に・・・ごめんなさい」私


「いえ大丈夫でございます。

さ、風邪を引くといけません。お着替えをして朝食にしましょう」マーサ


「はい。」私


これが原因と言う事もあり、

私には至急家庭教師がつけられることになった。

魔法と体術とナイフ術も習うのだそうだ。

うん・・・。ステータス的に体術とかは、ない気がするけど・・・。

どう見ても魔法特化型だし!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る