第4話 状況確認
そりゃ絶対参加するに決まっているだろう。
祝福の義!
これから生きて行くのに必要になるであろうスキルを授かるのだぞ!
体調やら状況やらが悪いなんて言ってられないのだ。
というか、体調はすこぶるいいし!
一刻も早くスキルを下さいって感じですよマジで!
両親やマーサも来年の参加でも遅くないと言っているが、
は?ありえないだろ!
今週の儀式には絶対参加すると私は強く言い切った!
しかし、
部屋で一人になると途端にすることが無くなるな・・・。
ふと部屋の片隅にある、姿見に目が行った・・・。
恐る恐る、のぞいて見る・・・。
初めて自分の事を鏡でまじまじと見た。
今まで少し怖かったけど勇気をだしてみたのだ。
わあ・・・。
・・・透き通るような金髪、青い瞳、可愛い!
なんと言ってもスベスベの綺麗な真っ白な肌。
これは、普通に狙われるだろうよ!
街にメイドと二人で行かせて、
誘拐されて強姦に合わせるなんて・・・
不用心すぎるだろうよ!この家の人達!
マジでと正直に思った。
リハビリがてらじゃないけど、
家の中も探索して歩いてみた。
ここは辺境にある伯爵家のお屋敷と言う事で、
石造りの豪華なお屋敷だった!
へえ~本当に中世って感じなんだな・・・
日本人だった感覚では少し違和感だけど、
オシャレだな!
私の名前はポーラ・シュリンガー
シュリンガー伯爵家長女だ。
私は父母と領地で暮らしていて、
王都にはお爺様とお婆様、お兄様が暮らしているそうだ。
お兄様は王都の学園に通われているそうだ。
父、ロバート・シュリンガー辺境伯
母、ミランダ・シュリンガー
兄、長男ジョアン・シュリンガー(学園に通学)
祖父、アルバート・シュリンガー
祖母、バーバラ・シュリンガー
という家族構成ね!
お父様は火魔法を操る、武に長けた人らしい。
お母様は裁縫というスキルで、洋服を作るのが趣味だ。
一年360日、12カ月。
一日24時間。
と暦や時間の単位などは、地球とほぼ一緒だった。
お金の価値はこんな感じだった。
石貨 ・・・ 10円
鉄貨 ・・・ 100円
銅貨 ・・・1000円
銀貨 ・・・ 1万円
金貨 ・・・100万円
白金貨・・・ 1億円
授かるスキルって一人一つだけなのかな・・・?
楽しみだけど・・・
しょうもないスキルだったならどうしよう・・・。
魔法があるなら魔力はあるんだろうと、
ラノベの知識を活かし、
体内に意識を向けるのだけれど、どうにも分からなかった。
何かある気がするのだけれど、何かに蓋をされていて、
良く分からない事にされているような印象しか感じれなかった。
やはり祝福の義までは我慢なのだろうな・・・。
ちぇっ!
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