第6話
はあ、はぁ……。
言ってやったぜ。
「えっ、……。」
……、あーれれ。
わたしのこんなヒステリックなせりふをきいて、……それでも、ユキヒロはやっぱりというか、べつにど~ってことなさそうな
マサナオも、とうぜんちびのミツルだって。
だけどなんでか、トモキが傷つけられた子犬みたいな目で、じっとわたしをにらみつけてる――?
「きみ――」
トモキが、わたしのそれよりもよっぽどかわいらしい感じのする、ちょっとだけおさない
わたしはとっさにさえぎった。
「ちなみに、……」
それいじょう、な~んかヘンなこといったら、さいごにダメージを
「に゙ゃははははははは!!!」
「そりゃあいいや!!」
――えっ?……え。
なに?
たったいま、まさに――「こいつ、
「おまえ、見た目によらず、けっこうタカピーなのな。」
た、たか?
……マサナオまで、
「うん、いいよ、そういうの。俺、好きよ」
そういうわりに、まゆつばものでも見るみたいに、目をわざとらしくしばたたかせているのが、みょ~にムカツク。
っていうか、いまの、ほんとなに?
わたし、そうは言っても、なにもしゃべってなかったんですけど。
まさか。このひとたち、いや……そもそも、いわゆる「人」なのかどうかも、まだよくわかんないけど……
「さとり」
わたしは
これは、手をくわえたの、たぶんトモキだな。……なんて。
「まあ、そんなとこだな。」
ユキヒロがしずかに言った。
「……はい?」
「だから、俺たちは、――ゴホン。ご
ううむ。
「……あたしの
「うむ。まあ、心というより、
「じゃあ、さっきトモキがなにをいいかけてたのかも、わかるの?」
ユキヒロが、その名前がでてきたことに、意外そうな顔をした。
――おっ?………と、いうことはぁ…………。
にわかにみんなの
「おまえ、なんかあんの?」
マサナオが、さもいいかげんにわたしのほうをあごでしゃくってから、トモキにきく。
く~っ、なんかしんないけど
「いや、べつに……。ただ、
「ははっ、マジで、しょうもな。たしかに面白いけど。」
どっちだよっ!!!
心のなかでひとりでいきり立ってたら、ユキヒロと目があっちゃった。
――あ~っ。……
「まあまあ、いろいろと
「なんだよそれ……」
めちゃくちゃすぎるでしょう。
「あと、きみはついさっき、俺が『ご明察』と言ったとき……」
「ああ」
マサナオが、ぴくーんと反応した。
「なんかしらねえけど、
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