主人公とヒロイン?の関係性がとても分かりやすくかつ、今後の展開が見たくなる設定で引き込まれます。
ですが、その二人の関係を際立たせる白猫がかなりキャラが立ちすぎていて、登場を心待ちにしてしまうほどです!
基本的に魔法ものでありながら白猫から漂う匂いがどう考えても業界人、かつ物騒な方面の香りしかしないため、物語の主軸である主人公とヒロインの発展に加えて白猫の過去なども気になって夜しか眠れない状態に陥りそうです!
また、うじうじすることなく、自分の欲望に忠実なヒロインは正直好感度高いですw
※ちょっとネタバレに足がかかっているかと思うので問題あればネタバレチェックいれるのでご指摘ください。
相変わらず軽快な掛け合いが流石と感じる、作者様の新作はラブコメでした。
が! ちゃんとコメディ成分多めながら新鮮さもある、この先も色々気になる作品でした!
主人公のノアは謎の猫シロルに、父の残した借金から救済する代わりに、魔法少女の使い魔にならないかという、一風変わった持ちかけられる。
正直藁にもすがる思いでその依頼を受けたノアは、何と猫の姿にされ、魔法少女の使い魔をする事になるのだが。
なんとその魔法少女は、自分の後輩で同じ野球部のマネージャーであり、彼をストーカーしている少女、澪だった。
と、もう出だしだけで波乱しかない冒頭ですが、使い魔故に魔法少女の澪にも、学生としての澪にも振り回されながら、彼女達の敵であるゾーオという存在と戦いながら、学園生活と使い魔としての生活を両立していくわけですが。
ツッコミ所満載の行動を取る澪をはじめとして、個性的な面々が揃っているだけあり、常に学園生活もハプニング満載。
そして澪の何処か狂気を感じる行動と愛らしさのギャップを見続けるノアの気苦労だったり優しさだったりも、そんな物語の面白さに拍車を掛けます。
また、軽快なテンポで進む、読みやすい物語もまた、ラブコメとしての良さを際立たせています。
という事で、甘々ばかりのラブコメに飽きたあなた!
是非こちらを手に取ってみては如何でしょうか!\\\\٩( 'ω' )و ////
恋する女の子が、可愛い使い魔ちゃんとの契約で、キラキラ魔法少女にへんし〜〜ん!
そんな魔法少女ものの「裏側」が描かれた、この作品。
とにかく読者の心情をジェットコースターに乗せてきます!!!
ゾクってしたり、ドキドキしたり、ホッとしたり___
そんな心情ジェットコースターを作れるのは、ストーリーの素晴らしさもさることながら、作者様の表現力が素晴らしいからでしょう。
一度読んだら「次のエピソード」を押す手が止まらない___そんな作品です。
ほんとかなぁと思ったそこの貴方!!
とりあえず、1話だけでも読んでください。
きっと、この作品の世界の虜になることでしょう!
魔法はいらない。本当に必要なのはやさしさ――と、主人公が心の中で呟くテーマが印象に残る作品でした。あるいは、そのやさしさとは愛情なのかもしれません。
【面白かった点】
魔法少女の使い魔こと猫になった主人公。そんな魔法少女の力の源こそ愛情。
ところが、当の魔法少女はよりによって主人公のストーカー。こんな倒錯した関係性が面白かったです。
【良かった点】
わりとコメディ色が強い本作ですが、敵がザケンナーではなく、シンプルにゾーオ(憎悪)ですし、冒頭にも記した通り、「魔法はいらない」と主人公が内省するように、ちょっとばかしビターな世界観が良かったです。
【期待している点】
今のところはややサイコパス的な側面が強調されるストーキングですが、もっと変態的(あるいはエッチ)になっていったらなあと期待しています。
ラブコメには絶対相容れない存在であろうバトル描写。ゾーオというバケモンを始末する魔法少女、相澤澪の使い魔となった日輪。
魔法の呪文、メタモルフォーゼを決め込むと、なんと猫に大変身してしまうのだ。
借金を帳消しにするために魔法少女の従者となった日輪に、借金取りに終われない生活はやってくるのか?
キャラクターの濃さが凄まじいですね。小説という媒体では、文法と個性どちらをとるか悩みどころだと思うのですが、この作品は文法上しっかりとラブコメしているにも関わらず、キャラの存在感が前面に押し出されています。
思春期を突っ走る主人公、ところどころ方言が出る猫、物静かな雰囲気あれど、行動で個性を見せつけてくる相澤澪。
表現の仕方が上手い。これに尽きますね。
なんですが、基本的にギャグとシリアス入り混じるお話です。
人間が持つとある感情が原因で生まれる化け物から、歪んだ…いえ、強大な愛を持つ魔法少女が世界を守る様子は、いわゆる魔法少女もののテンプレな感じです。
主人公はその使い魔として、魔法少女の仕事や世界の様相を観察・サポートしていきます。
この作品の一番の魅力は、やはりキャラクター性ですね。
思春期真っ只中な雰囲気でありながらどこか達観した様子の主人公・とある男性を信仰のごとく愛する魔法少女のヒロイン・なぜか方言で軽快に喋る猫…他にも濃いキャラクターが登場してくることでしょう。
そんなキャラクターたちが物語を盛り上げるので、どこかで笑わされることは必至です。
そんな作品ですが、現実的な問題にも触れており、あるいは物語のテーマとして考えさせられることもあるでしょう。
物語やキャラクターを楽しみながら、現実の問題についても考えてみるといいかもしれません。