受験

……さて。

今回、投稿するまでの長い間にまた色々とありました……(遠い目)

関係各所の皆様、大変ご迷惑をおかけしました。

そして、ナコを助けて下さった方々へ最大級の感謝を。本当にありがとうございました。

たくさんの皆様のお陰で、また日常が戻ってきました。平凡な日常こそが一番の幸せだと痛感しています。


あっという間に3月!早いですねぇ……。

合格発表のニュースを見ていると、去年の受験のことがとても懐かしく思えます。

未だにお弁当の箸を入れ忘れたことも弄られ続けています。今後の教訓として心に刻みたいと思います。【お弁当の箸は大事】



――ここからが本題。

他県のことは分かりませんが、私の住んでいる福島県では、2020年から県立高校の入試方法が変更になりました。


《2019年まで》

【Ⅰ期選抜(推薦)】と言えば、各高校の推薦基準を達している生徒が、基本的には学力試験無しの面接試験だけを受け合否の判定を受ける。(※1~2月頃)


【Ⅱ期選抜(一般)】では、推薦はされたものの合格が叶わなかった生徒、推薦枠に選ばれなかった生徒、私立校の併願や志望校変更などの様々な志望動機を持つ生徒が学力試験と面接試験の両方で合否判定を受ける。(※3月)


【Ⅲ期選抜(2次募集)】は、Ⅱ期選抜合格が叶わなかった生徒や諸々の諸事情の生徒が県立高校に入る為の最後の試験。主に書類選考と面接。(※Ⅱ期選抜の合格発表後)


     ↓


《2020年から》

Ⅰ期選抜(推薦)とⅡ期選抜(一般)を統合し、【前期選抜】とする。

【前期選抜】は、更に『特色選抜』と『一般選抜』とに分かれ、特色選抜と一般選抜を併願することが可能。学力検査は3月に全員が一斉に実施。


…………って、文章だけ見ても意味が分からない。

ここに私立校の受験も関わると、またややこしくなります。

私立の推薦を受けながら、前期選抜を受験できるとか……ワケガワカラナイヨ。


『一般選抜』は、5教科のテストによる学力検査を重視しながら、内申書や面接で合否を判断するという、中学校における学習活動の成果を総合的にみる選抜。


『特色選抜』は、学力検査や内申書の他に、各学校が具体的に示しているの特色に応じる選抜。


そもそも、『特色』って何ぞや?……というと、広辞苑には、「他とくらべて特に異なっている点。また、特にすぐれている点」と、あります。


学力重視の『一般選抜』に対し、『特色選抜』は特色検査というものを行い、自分が如何にであるか、自分が優れているかをアピールする。言葉が違うだけで、Ⅰ期選抜(推薦)とほぼ同じになります。


一般選抜と特色選抜を『併願』するメリットは、

併願にすれば一つの学科だけでなく、同一校において異なる学科に出願することも可能なのだそうです。


そもそもナコの受けた高校は少し特殊で、私の母校でもあるのですが、一芸入試なるシステムが未だに残っているだけに、特色との区別が分からないという……。


少し分かり易いように、数字を含めた例を出してみると……

『一般選抜』が、学力検査・内申書・面接を実施して500点が満点だとすると、『特色選抜』では、学力検査・内申書・面接分の500点(満点)+特色検査分200点(満点)=700点が満点になります。……この200点の差ってなかなか凄くないですか?

例え、試験で200点しか取れなくても、特色検査が200点満点であれば400点になるんです。


ふむふむ。なるほど!

特色を受けない理由がないというわけですね。

少しでも加点になればその分、合格率が上がるのですから。

あ、でも……受験生全員が特色を希望したら意味が……ってことは『みんなには内緒だよ』(?)ですね。


――そして、ここからがナコの話。


普通の授業を受けておらず、独学、過去問、たまに先生の善意で教えていただくのみで、学力に全く自信がないナコは、『合格率が上がる』と言う担任の先生の勧めもあり、同一学科において特色選抜と一般選抜との併願を選択しました。


受験は二日間。

自作の小説とその小説を元に描いた挿絵、更に美術部時代の作品を特色用に準備したナコは、学力試験、特色(面接)、個人面接、集団面接を頑張った結果――『一般選抜』で見事に合格しました。

わ~☆パチパチ☆おめでとう!


福島県の基準によれば、ナコの場合は、特色選抜に落ちて、一般選抜で受かったことになります。


落ちたのに受かるとか、ワケガワカラナイヨ……!?特色は!?


と、まあ……、ナコが希望校に合格したことには変わりないのですが、学力が乏しく、特色でしか受からないと思っていたので、ちょっと複雑な気分でした。(失礼)



確かにナコは中学校で人間関係の構築に失敗しました。そして、進路は自分のことを知っている人が誰一人いない遠くの学校を選択しました。


子供にとって二年間という長い学校生活をほとんど一人で過ごしたナコが、怖がりながらも、また同級生と関わっていく道を自ら選択したことを私は誇らしく思っています。


高校に入学し、積極的に友達を作ろうとしたものの、なかなか友達ができずに一人きりの日々があったり(担任の先生談)、ようやくできた友達との関係に悩んだり、また交友関係を広めようと色んなことにチャレンジしたものの、亀裂が生まれたり……。


入学してからの一年間、ナコは色々と頑張っていたようです。

(愚痴は話してくれるけど、本当に辛いことは一人で我慢して、飲み込んでいることが多い)


そんなナコももうすぐ進級です。

いやー、感慨深いですよ。本当に。


二年生になっても頑張れ!

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