スクールカウンセリングと色々な選択①

【○月✕日スクールカウンセラー来校(来園)します】


幼稚園や各種学校にお子様が通われているご家庭では、こんなお知らせを目にしたことのある方も多いかと思います。

我が家でもナコが幼稚園に通い出した頃から、ちょこちょこ目にしていました。

『今のストレス社会の子供達には必要なんだなー』なんて――他人事のように思っていたカウンセリングをナコや私が受けることになるなんて……当時の私は微塵も考えてもいませんでした。

しかも、ナコとは違うカウンセラーの先生に、息子達の発達障害の相談にのってもらうことにもなるのですから、人生は分からないものですねぇ(急にスケールが大きくなった)。


このエッセイはナコがメインなので、息子達の話は一先ず置いておきますが……結論から言えば、何かしらの心配事があるのであれば、利用した方が良いと思います。

カウンセラーの先生はその道のプロなので、結果的に何事も無かったとしても、そのまま育児の悩み相談に乗ってもらえたり、アドバイスを頂けたりもします。公的機関や病院が必要だと判断された場合は、迅速に関係各所に連携する等のサポートをしてくれます。


ナコの場合は、現状把握とSSRを利用するべきかの相談と共に、このまま学校に通い続けるための心の拠り所になるであろう『心療内科』を早々に受診することを勧められました。

……実は、カウンセリングを受ける前に、心療内科を受診した方が良いかもしれないと思い、何件かの病院に問い合わせをしましたが、コロナの影響により新規患者の受付を中止している所や、受診するにも数年待ちが当たり前という所しかなく、受診を諦めていたのですが……この問題もカウンセラーの先生が即解消して下さいました。


カウンセラーの先生は、幼稚園や学校の先生方と繋がっているだけでなく、公的機関や病院等とも繋がっているのですよね。


因みに、ナコは今も定期的にその心療内科に通っています。

常に受け身でたくさん話を聞いて下さり、必要な時には抗不安薬等の弱い薬を処方してもらってます。(常にではなく、眠れない時や、強い不安を感じた時にだけ服用する)


心療内科の先生だけでなく、カウンセラーの先生もとにかく子供の話をたくさん聞いてくれますし、親がいなくても、カウンセラーの先生の来校日には、子供達と面談しているそうです。



一般なカウンセリングの流れとしては――


①先ずは、カウンセラーの先生とナコがじっくり時間をかけて話をする。

(ナコがどんな性格なのか、どんなことを考えているのか、何が不安なのか、されたら嬉しいことや嫌なこと。日常の他愛もないこと。親や学校に言いたいけど言い難いこと)

   ↓

②親の話を聞く。

(ナコの性格や趣味、嗜好。日頃の行動や様子。異変など)

   ↓

③ナコ、親、カウンセラーの先生、担任の先生を交えて今後を話し合う。


この話し合いはただの話し合いではなく、カウンセラーの先生が中立に立ち、ナコの状況や気持ちを元にした現実的な話し合いが行われます。(計画し即実行)

子供が自分では親や先生に直接言い難いこともカウンセラーの先生が代弁してくれますよ。


因みに、因みに。

この話し合いはナコの卒業までの2年間の間に数回続きましたが、ナコが参加したのは初めの1〜2回程度で、その後はナコ不在の状態で話し合われました。(定期的にカウンセラーの先生が来校されるので、その時にナコとある程度の話が済んでいる&担任の先生方との連携が取れていたのと、親側がナコとの意思確認を取れているのが前提)


――と、まあこんなプロセスを経て、ようやくナコの学校生活での選択に入るわけです。


……うーん。分かりづらい気がしますが……次は、『スクールカウンセリングと色々や選択②』になります。

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