第2話 こんな静かな夜
「こんな静かな夜」
秋が深まっていく
夕日が血のようになり
それから深い闇が訪れる
こんな静かな夜
秋が終わっていく
紅葉が朽ち果てていき
それから水底に沈みはじめる
こんな静かな夜
秋と冬のはざま
音のない夜があり
命たちはじっと黙り込んで
つかの間の眠りにつく
やがて冬がくる
こんな静かな夜
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます