エピローグ3 王立学院マナディルア
翌日、目を覚まして下に降りると机に突っ伏して寝息を立てているレコンの姿があった。
「ファ~……、ん?あ、……なるほどナ」
レコンの下で枕代わりになっている資料に目を通して納得すると、揺すり起こした。
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昼前にはベルフィティアとレコンと共に王立学院マナディルアの正門前に居た、興味本位で訪れたが試験はあるのだろうか?いや、まず……16歳といっても前世の知識しかないぞ。
学院長と思われる女性が正門から出てきて、応接室に俺達を通した。
「改めまして、私は王立学院マナディルアの理事長をしていますラディア・クトリアと言います。ヴェルモンティア領当主のロア・ヴェルモンティア様……今日は、どのようなご用件で?」
「昨日、こちらの学院生徒が襲われている所を助けたうえで興味が湧いたので見学という形で、参っただけですよ」
「そうでしたか、実は。もうお気づきかもしれませんが……」
「ああ、クトリア姉妹の母上様ですよね?」
「ええ、そうです!」
談笑が弾んで結局、ロアとベルフィティアの体験入学が許可してもらえた。
「明日の11時にここに来てください、改めて全学年に知らせないといけないので」
「分かりました。明日の11時ですね?」
「はい!」
学院を後にして、向かったのは学院傍にある広大な空き地だ。ここで、今の実力を確かめなければいけないような予感がしたのでレコンに言って来た。
「まずは、剣術から……フッ!」
キラーソードとブラッケリアを抜いて居合斬りを同時に行った後、そこからさまざまな我流の剣技を出していく。瞬殺閃光:ロア流三枚下ろしや瞬殺轟雷:ロア流桜花などの基礎技から首刎ねや跳躍斬り、
そこからさらに剣に魔力を込めた魔剣術へと変化させて、銃剣術へと変化させていく。まさに縦横無尽な戦法である。
「まぁ、こんなところか。じゃあ、次は魔術だな……ホイット!」
ファイアやサンダーと言った生活魔術程度からウォールやソナーなどの防術程度へと変化させるというよりは、段階を踏んでいった。最終段階は
「あとは、銃だけだな」
M16A1を取り出して単発撃ち《セミオート》から始めて、連続撃ち《フルオート》、3発撃ち《トリプル・ファイア》へと繋げていき最後にマガジンを
ちなみにM16A1は、五・五六ミリ弾×30発を使用する。
「こんな物か……問題なしと見て、明日が楽しみだ」
空き地から宿に戻り、就寝した。
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