第12話オシマイI

俺は、家からだいぶ離れた公園に

いた。

俺は頭から血を流していた。

ダラダラと·····

死ぬのかな·····俺

何処からか聞いた事のある声が聞こえた·····

「翔大君っ!」

ミドリだった。

「よう、ミドリ。」

俺は微笑を浮かべた。

「立って·····私んちで手当てをするから·····」

ミドリの家で手当てを受けた俺は

ミドリの部屋で待機していた。

女の部屋って初めてきたな。

それにしても綺麗だな·····

俺の部屋と違って·····

「その頭の血は?」

「谷川だ·····」

「やっぱり来たのね。」

「知ってたのか?」

「ええ、予想通りだったわね。」

こいつは·····俺を助ける為に

家に向かってたのか。

「ありがとうな。」

「礼はいいわ。」

「お前·····俺ん家に居たのか?」

「ええ外から様子を見てたわ。」

「俺の忠告を無視してくるなんて·····」

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