第11話危機III


谷川の顔は返り血で真っ赤に

染まっていた。

「た·····谷川?」

バットが俺の頭目掛けてくる。

「うがァァァ!!!」

激しい痛みに襲われた。

谷川は、虚ろな表情をしていた。

「はははは·····」

「ここで死んでくれ翔大·····」

「っ!!」

こいつ·····マジで殺る気だ!

やばいここに居ちゃマズイ

マジで死んぢまう!

早く逃げなくては!!

谷川がまた頭目掛けてバットを振り下ろす。

ゴツン!

「ぐげえええ!!」

俺は歯を食いしばった。

ゴツン!

そして俺は最後の抵抗に移った。

「うおおおお!!!」

また、ぶん殴り、体当たりをかました。

勢いよく倒れた谷川は·····気絶した。

「はぁはぁ·····」

俺は、家から飛び出した。

走る体力が無くなっていた。

体当たりで体力を消耗したらしい。

早歩きで必死になって逃げ回った。

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