第9話危機

「さあどうする!?」

「早く、決めなさい!!死ぬわよ!」

「っ·····!」

俺が考えてるのもつかの間谷川が襲いかかってきた。

!!

畜生め!

「死ねええええ!!!」

俺は一か八か抵抗した。

「クソッタレが!!」

俺は谷川を思い切りぶん殴った。

「っ!」

谷川の顔は、鬼の形相に変わっていた。

どうやら·····殴っても駄目みてぇだ·····

「くくくく·····はははは!!」

谷川が急に笑い出した。

何がおかしい·····

谷川の笑顔はあの両親の笑顔に似ていた。

「逃げろっ!ミドリ!!」

ミドリは俺の指示を瞬時に理解しダッシュで逃げた。

「はははははははは!!!!!」

俺は必死に抵抗した。

こいつ·····どんな馬鹿力してんだ!

「谷川!!!」

と俺が叫ぶと、谷川は笑いをやめた。

俺は谷川に体当たりをかました。

谷川は机に頭をぶつけ、倒れた。


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