第8話決意II

「ミドリ、翔大·····俺、家に帰る。」

「は!?」

俺とミドリは驚愕した。

「お前気は確か?」

「ああ、確かさ!」

「まだ戻らない方がいいんじゃない?」

「ああ、でも·····自分家じゃねぇと落ち着かないんだ。」

確かに自分家じゃないと落ち着かねえよな

わかるぜ。俺も·····

「でもな·····お前の家は危ねぇぞ」

「死んででも帰るぜ」

「·····お前·····」

ミドリは沈黙していた。

「あたしは止めないわ。」

「ミドリ!!」

「あたしもね·····谷川君の気持ちがわかるわ。」

「そうか·····ありがとうな。」

「例はいいわ。」

「後は翔大お前の許可待ちだ。」

「·····そうか·····」

「さあ、どうするの?許可しないかするかはっきりしなさい!!」

許可出来るかよ·····だって俺たちは殺されかけたんだぜ·····いま谷川を自宅に返すわけには、いかん。

「許可しない。」

「えっ!?」

「許可出来るかよ·····今お前ん家は危ねぇんだそ

実際俺たちは殺されかけたんだからな。」

「そう言うと思っていたよ。」

何だ·····

谷川はブレザーのポッケから

ナイフを取り出した。

!!

「許可しないならここで殺す。」

「ちょっと!やり過ぎよ!!」

「·····チッ」

俺は舌打ちをした。

面倒くせぇな·····ったく

「どうする·····許可するか?しないか?」

「ミドリは許可してくれたぜ?」

確かにミドリは許可したさ! でもなお前を返すわけにはいかん!

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