第5話谷川

こいつはァ·····

面倒なことになったな·····

全く。

「ねぇ、翔大くん、谷川くんを返しちゃ駄目よ。」

「わかってるさそんな事·····」

谷川、お前は大変だな·····

「ミドリ·····お前の家に泊めたらどうだ?」 と、俺は冗談交じりに、言ってみた。

すると·····ミドリと谷川は顔を真っ赤にしていた。

「·····あんたバッカじゃないの!?」

「そうだ!お前アホか!女子の家に泊めさせるなんて!」

意外とツンデレって奴なのか?ミドリは·····

「本当は泊めてぇんだろ?なぁ谷川。」

「アホか·····」

「べ、別に·····っ·····停めてあげてもいいんだけどね·····。」

やっぱりツンデレなのかな·····

「ど、ど、ど·····どうしてもって言うなら·····あたしの親に事情を説明してと、と·····停めてあげてもいいわ。」

と、ミドリは顔を真っ赤にして言った。

可愛い·····

「どうするよ谷川·····」

ミドリは目を泳がせていた。

「·····」

谷川は沈黙していた。

まさか本当に、泊めてもらう気じゃねぇだろうな

この変態野郎め·····

「じゃあ·····」

おいおい、こいつマジか!

「い、い、いいわ·····っつ、つ、着いてきなさい!」

「ホラ!早くしなさい!!」

「·····じゃあな·····」

女の家に、マジで泊めてもらうとはこの色男め



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